GanJo Super Darius'24
日程 | 2024年03月09日(土) |
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会場 | 東京・高島平区民館 |
★大会ハイライト★
第3試合は夏すみれと長谷川美子の一騎打ち。長谷川がエプロンに上がる夏にリング内からランニングエルボーを見舞って試合開始のゴング。夏はエプロンに上がると、それでも落としにきた長谷川にエルボー。長谷川もエルボーで返し、さらにトップロープに引っかかる夏にドロップキック。さらにスクールボーイからマフラーホールドを仕掛けた長谷川だったがかわした夏が鉄柱攻撃。リングに戻ると夏が長谷川の顔面を踏みつけていく。夏のペースで試合が進む中、長谷川がブレーンバスターで投げて意地をみせると、サードロープにもたれかかる夏にクロスボディーから倒立式ダブルニードロップ。夏が木曽レフェリーを長谷川と接触させてダウンさせるやバラ鞭を持ち出すが、長谷川がかわして逆に奪ってバラ鞭攻撃。さらにダイビング・クロスボディーからマフラーホールドへ。これは夏がロープエスケープ。苦しい夏がバラ鞭を振るうもこれが木曽レフェリーに誤爆。長谷川が丸め込むもフォールは入らず。夏が木曽レフェリーの見てない隙にバラ鞭攻撃からそれを使ってのチョーク攻撃。夏がランニング・ケンカキックからフィッシャーマンズSH。これはカウント2。長谷川がダイビング・ダブルニー投下も夏がかわして蒼魔刀。ダブルアームDDTからシャイニング・ウィザード。これをカウント2で返した長谷川だったが、妖乱に沈んだ。
試合後、夏がマイクを取る。「今日も素晴らしいオーディエンスの皆さん、ありがとうございました。長谷川美子さん? 4月からフリーランスになられるんですってね。私もね、私事ですがフリー転向してもう7年が経ちます。7年前の当時、自分がフリーランスになると決めた時、すごく不安でいっぱいでした。私がこのプロレス業界で生き残っていけるのかなってすごく、すごく不安だったから。あなたがどんな心境でフリー転向を決めたか、そこまで親しくないからわからないですけど。でもね、その決断はどこか他人事ではない気がして、応援したいなと思いました。ただね、それは…申し訳ない、3月31日までです。4月からはあなたもフリーランス、私もフリーランス…商売敵なんだよ! フリーなんてこんな小さいイスをみんなで取りあってんだぞ! 誰よりも負けないように席取り合いしてんだよ! 入ってくんなよ! ああ、嫌だよ! 私の枠取らないでください、お願いします! まあね、これからは横の繋がりでお互い頑張っていきますよ、負けませんけど。一応これでもフリーの先輩ですから、一個フリーランスとして、これから新人フリーランスになるあなたに一個助言をしておくと、フリーランスになってからスケジュール管理とかグッズの管理も全部自分一人でやらなきゃいけないです。とくに嫌なのが、よくわからないプロモーターの興行とかね。そういう時、どうしようかなって時が、きっとこの先あなたにもあると思います。そういう時は(中略)まあ長谷川さん、4月から頑張っていってください、ありがとうございました」。
メインイベントはこれがガンジョ復帰戦となるまなせゆうながYuuRIとの「日本ガンバレ☆連合」でマーベラスの彩羽匠&桃野美桜と対戦。前回の高島平大会のYuuRIとの一騎打ちで勝利した桃野が勝手に「ガンバレ☆女子プロレス代表」を名乗ってたため、この日の前説で日本ガンバレ☆連合の2人はガンジョ代表を取り戻し、マーベラスの代表になることを勝手に宣言。桃野がさっそく彩羽に「ここはガンジョ代表の美桜に…」と先発を買って出んとしたところで日本ガンバレ☆連合が奇襲して試合スタートするもまなせが右足を攻められマーベラス軍に捕まってしまう。彩羽の足4の字固めをロープに逃げたまなせ。桃野も加わっての連係を連続のショルダーアタックで撃墜してようやくYuuRIとタッチ。YuuRIは2人まとめてのドロップキックなど躍動。彩羽はYuuRIとのミドルキックの打ち合いを制してサソリ固めへ。ロープに逃げられると高速ブレーンバスターへ。YuuRIはコーナー2段目に飛び乗ってのミサイルキックで逆転。替わったまなせに彩羽がランニング・ローキックからランニング低空ドロップキック。まなせがハーフダウンになってローキックを要請。何発も彩羽が蹴り込むと、まなせは「気合いが入った」とエルボー、さらにブレーンバスター。彩羽もニールキックを放って桃野とタッチ。桃野はダイビング・ボディーアタック。サードロープにもたれかかるまなせにドロップキックを突き刺すとブレーンバスターを仕掛ける。これを許さないまなせがショルダーアタックで迎撃。コーナーにYuuRIを登らせたまなせ。コーナーに桃野を投げるも串刺しラリアットでYuuRIもコーナーから落下。タッチを要請したまなせだが、自陣コーナーにYuuRIは不在。桃野がすぐさま丸め込み。堪えたまなせがボディースラムで叩きつけ、替わったYuuRIがランニング・ネックブリーカードロップで続く。彩羽が桃野を抱えてアンパンチはYuuRIがかわして桃野に619からネックブリーカー。まなせが駆け付け桃野にバックフリップ+YuuRIのネックブリーカー。まなせのラリアットからYuuRIがジャックナイフ固めも彩羽がカット。今度こその合体アンパンチはまなせ、YuuRIに立て続けにヒット。桃野のダイビング・ボディープレスはYuuRIが回避。コーナーに登るYuuRIを桃野が落とそうとする。まなせがこれを雪崩式パワーボムで落とす。続くYuuRIのスワントーンボムはかわされて自爆。桃野がランニング・ドロップキック。さらにキューティースペシャルはまなせがカット。彩羽がまなせを排除する。桃野が「私がガンジョの代表だ!」とダイビング・ボディープレスもカウント2で肩をあげる。すると最後はジャーマンで勝利した。
試合後、桃野がマイクを取る。桃野「ガンバレ☆女子プロレス代表、桃野美桜です! 無事、今日もその称号を守ることができました。ありがとうございます! でも今日ね、まなせ選手、ガンジョでの復帰戦、そしてYuuRI選手は前回に引き続いて。ガンジョいったんの集大成という大会に私たちを選んでくれて、ありがとうございました」彩羽「YuuRI、大田区で会って以来だけど、またたくましくなったね。でも、それはきっと、ゆうながいない間、支えていこうと思ったYuuRIの気持ちがいま、このリングに出ていたと思う。そして、ゆうな。あきらめずにリングに戻ってきてくれてありがとう。でもね、一つだけ言わせてもらうと、ともに新人時代を過ごして一緒に練習してきたんですよ。オマエが成長していないところは、ドロップダウン、足を上げることだよ。オマエ、人を越えることを一番最初に一緒に練習したよな? オマエなんで越えられないんだ。今日だけで3回コケてたぞ。でもね、やっぱガンバレ☆女子プロレス、ガンプロ、大好きです。お客さんの盛り上がりも大好きだし、この選手たち、リングに向き合う姿勢、自分は大好きです。美桜のガンジョ代表を、取り戻したいんでしょ? そしたらまだまだやり合いましょうよ」まなせ「帰ってこれました。ガンジョのリング、戻ってこれました。(『おかえり』の声に)ただいま! まず、桃野美桜。あなたはこれから世界でもっともっと有名になる、すごい女子レスラーでしょ。でもね、そんな有名になってもあなたはね、もうガンジョの代表って言っちゃったからね、これからはガンジョを背負って世界で闘うんだ!」桃野「わかったー!」まなせ「ガンジョの代表ってのはな、一人じゃなくても、2人でも5人でもなんだっていいんだよ! だからな、これからもガンジョの代表、女子プロレスの代表でいてね。そのほうが倒しがいがあるからね。彩羽匠…匠さんと練習をしていたあの時から、11年も経っちゃった。ゆうな、すぐ辞めると思ったでしょ。また戻ってきちゃった。だって匠さんすごいプロレス楽しそうにやってるからさ、私、今まで一回も匠さんに勝ったことないからさ、なんかベルトもいっぱい持ってて重そうだからさ、私のお腹はあいてるからさ、取りにいってあげるからさ! もっともっとこれからも一緒に試合してください、よろしくお願いします…とでも言うと思ったか! マーベラス、覚えとけよこの野郎! YuuRI、言ってやれ!」YuuRI「絶対にガンジョの代表を取り戻して、マーベラスの代表になってやるからな!(涙)まなせさんが復帰してくれたことが本当に嬉しい、うれしすぎる(涙)。匠さんと桃野さんと一緒に闘えたことがホントに嬉しい! 嬉しすぎる! リングで泣かないって言ったけど、今日だけは泣かせてほしい…」最後はYuuRIの音頭による「ガンジョはまだまだ続きます! マーベラス、ガンジョの未来は明るい!」で締め。
【試合後のコメント】
桃野 この前の高島平の試合、初参戦させていただいたんですけど、その時YuuRI選手と初シングルで。今回タッグでまなせさんと試合だったんですけど、やっぱガンジョの選手はいいですね。まなせさんは先輩だけど、なんかすごい心を動かされる。こう、うーーん!ってしたくなるものを持ってるなって。それは天性のものじゃないですか。
彩羽 美桜がいうのもちょっとアレだけどね(苦笑)」桃野 好きです、さっき匠さんがリング上で大好きって言ってたけど、美桜もガンジョのみなさんが大好きです。また、今後もね、私がガンジョ代表なのでね、なんていったって。
彩羽 ガンバレ☆プロレスというものが一つのパッケージ、一つのコンテンツができてて、すごいこれはどこにも似ないもの。だからすごい素晴らしいなと思ってたけど、やっぱリングに立つとその熱さ、けっこう大のおとなたちが熱く自分にまっすぐで闘う姿っていうのは、自分も大好きだし。自分のプロレスも見直したくなるぐらい、熱いものを…恥ずかしさがないぐらい熱いってものは自分も大好きだし、だからこそまだまだかかわっていきたいし、面白くなりそうですね。うちも宝山愛とかMariaとか、川畑梨瑚、男子でいうと井坂レオもいるのでね。ガンバレ魂をこっちにももらいたいぐらいですね。
桃野 レオとかないですもんね。まあ、隠してるかもしれないですよ。
彩羽 そこの内側を出してほしい。ないっていうと語弊も…。
桃野 見えない、見えない!
彩羽 ちょっとカッコつけたいところが見えちゃうところがあるからね。そこって一番大事なところだし。でも、ゆうなが戻ってきてくれたからこそYuuRIも頑張る、守らなきゃというものもあったと思うし、ゆうなもYuuRIがいたから、戻ってこなきゃという部分もあったと思う。あの2人はいい絆だなって思います。だからまたあの2人でマーベラスにも乗り込んできてほしいし、いつでも待ってますんで、自分たちも乗り込みます。
――大田区からYuuRIの変化も見えた?
彩羽 そうですね。最後美桜に押さえろって言われて、OKっていって任せたんですけど、そのあとダメかと思ったところで返してきたし。桃野美桜、今、チャンピオンなのでね。いつもあのスプラッシュで3カウント取ってるものをピンで返したし、それってやっぱ、成長は見られますよ。でも、まだまだ自分たちに届かなかったというのが今日の結果なので。
桃野 なんてったって、疲れてないですから。だからランニングとかして帰りましょ。
彩羽 高島平から船橋までランニングして帰ります!
まなせ(帰ろうとした彩羽と桃野をコメントブースに連れ戻す)なんかね、船橋まで走っていく女の子を見つけたから、帰ってきたよ。一応ガンジョ最終戦、現体制では最終戦に私はギリギリ滑り込んだ結果、こんなに素敵な人と闘えて。でもさ、ガンジョの初戦でこの2人って豪華だしハードだし、でもそれでも私はまだ死んでないし、私もなんなら一緒に船橋まで走っていけるぐらいだからさ。今、タッグリーグやってるんでしょ? 私そういうの結構チェックしてるからね、#Marvelousproでチェックしてるから、そこらへんが落ち着いたら乗り込みにいこうと思っているからね。道場の場所もなんとなく私、千葉県民だからわかるから、そういうのちゃんといけるタイプの女だから、絶対にYuuRIといくから。だからこれからも一緒に試合してね。よろしく。
YuuRI 私も船橋走る! きょうは負けて悔しいし、ガンジョ代表を取り戻せなかったから、だから今度はガンジョに乗り込んでもらうじゃなくて、マーベラスに私たちが乗り込む。
まなせ タッグリーグが落ち着いたらへんにいこう。いまたぶん行ってもカード組んでもらえなから。
YuuRI 日本ガンバレ☆連合で、憧れの2人と闘えたことが本当に一生忘れない。
まなせ あんたもうやめんの!? 倒すまでやるんだからな! そんな泣いてばっかいないで頑張るんだよ!
――今後も両団体でやっていきたい?
まなせ CyberFightからは離れてしまいますが、私たちガンバレ☆プロレスは消滅するわけではありませんし、私たちの心にはずっとガンジョ魂がありますので、その魂がある限り40歳になっても50歳になってもマーベラスの道場は絶対あると思うので、行こうと思います! 年齢じゃないんだよ、魂は! ねえ!
桃野 船橋まで行きますか?
まなせ 船橋まで行くぞ!
前説
第一試合 30分一本勝負
WIN |
9分53秒 120%スクールボーイ |
LOSE |
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第二試合 30分一本勝負
WIN |
16分40秒 片エビ固め |
LOSE |
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※ヴィンコプレックス
第三試合 30分一本勝負
WIN |
12分54秒 片エビ固め |
LOSE |
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夏から長谷川にエール!
メインイベント 30分一本勝負
WIN |
19分48秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド |
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