GanPro 2024 True Blue

日程	2024年03月20日(水)
会場	東京・高島平区民館

★大会ハイライト★

20日、東京・高島平区民館にて「GanPro 2024 True Blue」がおこなわれた。

メインイベントはスピリット・オブ・ガンバレ世界タッグ選手権試合。第2代王者組の勝村周一朗＆和田拓也のGROUND ABSOLUTEが翔太＆高尾蒼馬のROMANCE DAWNを相手に5度目の防衛戦。和田のグラウンドテクニックに押された高尾だが、翔太とのタッグワークですぐさまペースを取り戻す。ローンバトルを強いられた和田だが、アームホイップからドロップキック、飛行機投げからアームロックと流れるように翔太を攻め立てる。勝村が低空ドロップキックで続いてフィンガーロックからの押さえ込み。翔太はモンキーフリップで切り返し、サソリ固めを仕掛けるもニアロープ。翔太のブレーンバスターはカウント2。勝村がドロップキックでやり返すと和田が串刺しエルボー。腕十字は翔太がエスケープ。翔太はバックスライドで抵抗し、自陣コーナーに振って高尾と連係。高尾が出てくるとコーナー2段目からダイビング・フットスタンプ。和田もドロップキックでやり返して勝村と交替。和田とともに串刺し攻撃からサンドイッチ・ローキック。勝村のカバーはカウント2。勝村のアームロックは翔太がカット。翔太が和田にコードブレーカー。高尾が勝村に雪崩式フランケン。翔太がフロッグスプラッシュも和田がカット。和田が高尾に水車落とし。翔太が和田をラリアットで蹴散らす。翔太の逆水平と勝村のチョップのラリー。勝村がナックルから回転延髄斬り。go2sleep式ハイキックは翔太がかわして雁之助クラッチ。これは和田がカット。ここから勝村が流れるようにトリプルスリー3ロックを決めて勝負あり。

試合後、勝村がマイクを取る。勝村「すげえ勝ちたくて、試合をしてたんだけど、勝っちゃうとこれでROMANCE DAWNとやるのが最後だなって。勝っちゃって、勝たなきゃよかったとは思わないけど…難しいな。翔太とROMANCE DAWNは俺にとってライバルであり、目標であり、試合には勝ったけど、まだまだチームとして勝ったとは言い切れないところがあるのが正直なところです。でも、お互い自分たちで決めて出した道なんで。交わることはもうなくなるかもしれないけど、プロレスっていつ何があるかわかんないから。お互い日本のリングの上で闘っていれば、いつかまたROMANCE DAWNとやることがくると思います。その時も絶対負けないんで。いつまでも俺たちの憧れでいてください」翔太「勝村さん、『胸を張って勝っただなんて言えないけど』なんて言う必要ないでしょ。このベルト、何回も防衛して、この数年間、ガンバレ☆プロレスのタッグ戦線、DDTのリングでもKO-Dタッグを獲り、何度も防衛を重ねてきたROMANCE DAWNから紛れもなく一本を取ったんだから、堂々とガンバレ☆プロレスのチャンピオンとして、今日から、そして4月以降の新しいガンバレ☆プロレスの二冠王として引っ張ってくださいよ。なんか湿っぽいこと言ってますが、ガンバレ☆プロレスがCyberFightから独立して、いちプロモーションになる、いちインディー団体になるわけだ。僕もフリーランスになって…インディーレスラーですよ。確かにすぐに交わることはないかもしれませんが、日本でプロレスやってるって言いましたよね？　違う！　世界中でプロレスをやっている以上はどこだって僕らの歩いている道は交わると思います。必ずそういう時はきます。プロレス界はネバー・セイ・ネバーなんで。あり得ないことはないんで。僕がここガンバレ☆プロレスのリングに上がる時は、翔太の名前一つであらゆる会場をソールドアウトにするようなスーパースターになってみせますので、皆さんご期待ください。必ずどこかで会いましょう。高尾、ベルト獲れなかったけど、俺らもプロレスをやっている以上はもっと上のステージでベルト獲ろう、どこかで。『水曜どうでしょう』も久々復活した時のほうが視聴率高いからな。どんな特番も久々にやると視聴率が上がるからな。俺たちROMANCE DAWNが組むのは2024か、2025か、2026年か、それまでたーっぷり楽しみにしておいてください。勝村さん、和田さん。今日はマイクでは完勝したかもしれません。試合では完敗です」和田「ガンバレ☆プロレスでROMANCE DAWNの2人がアドバイスくれたり、ガンバレ☆プロレスのレスリングを教えてもらって、和田拓也として成長できたと思う。この2人には感謝したい。ありがとうございました」勝村「ダメだ！　俺たちがしゃべると湿っぽくなっちゃう！　見てくれ、この周りを！　バッコミやりたくてしょうがないヤツらがこっちを見つめてるんだよ！」ここで大家がマイクを奪ってバッコミ締め。

なお、大会後の集会ではバニー及川が自身のデビュー5周年記念大会を5・1アイスリボン道場で開催することと、ガンプロの協力を発表した。

【試合後のコメント】
勝村　リング上で感傷的になってちょっとしんみりさせちゃったんだけど、やっぱりROMANCE DAWNにしっかり一本取って勝ったということで胸張っていいなと。連係らし連係ってほどのことはないけど、チームとして自分たちが強いと思うので。まだまだタッグの強いチーム、今日も出てたけど、名タッグと言われるチームを4月以降もバンバン倒して、自分たちのタッグが最強だということを証明していきたいなと思います。
和田　俺ら絶対王者だよ。最後しんみりしちゃったけど、ROMANCE DAWNには感謝しかない。感謝しかないけど、あの2人を倒したことは俺らの自信になったし、これで5回だからね。愛と情熱で俺らは試合をした、ガンプロのために。

翔太　今日、ガンプロのベルトを獲れなかったということは僕がフリーになってガンバレ☆プロレスがCyberFightから抜けて新しい団体になるというところで、僕はガンプロのリングにしばらく上がらないことを選択しようかなと思います。高尾もDDTに残る…というか元からDDTか。
高尾　そうだよ。
翔太　DDTの人間だからガンプロに上がるかどうかは正直わからない。
高尾　翔太もいないしね。
翔太　ROMANCE DAWNやらないならね。
高尾　出ないかもしれないけど、別に俺はフリーでもないし、いつでも呼んでくれれば出ますよ。
翔太　なんだよ！
高尾　オマエは出なくてもいい。俺は呼ばれれば全然出るので。
翔太　せっかくこういうタイミング…ガンプロにとっても転機だと思うし、僕にとっても転機だと思ってるんで。こういう転機は一回、お互い景色を変えたほうが良いと思う。僕も景色を変えて、ガンプロも景色が変わって。いつか僕の歩いている道とガンプロと交差するところがあると思うので、その交差点でまたROMANCE DAWNで、もしかしたら翔太一人でガンプロのリングで一味も二味も違った景色を見せたいと思っております。あとガンバレ☆プロレス所属の人としてはあと一試合、上野で。
高尾　上野だ！
翔太　ROMANCE DAWNと冨永、相手にはヤンキー二丁拳銃がいるじゃないか。
高尾　気になる相手。
翔太　僕らROMANCE DAWNが気になる相手だったので。最後の相手も思い切りガンバレ☆プロレスを堪能したいと思います。
高尾　俺は本当にわからないから。出ないことに勝手にするんじゃないよ。もしかしたら一人でここのベルトを目指すかもしれないし、出ないで新しくなったROMANCE DAWNで出るかはわからない。なあ、翔太。
翔太　そしてどこかほかのリングでROMANCE DAWNが活躍する日が来るかもしれないので。それはこうご期待です。引き続きよろしく！