
9月15日(月祝)『ポンヌフの恋人2025』東京・高島平区民館大会
日程 | 2025年09月15日(月) |
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会場 | 東京・高島平区民館 |
公式記録
シングルマッチ 20分1本勝負
●元島仙多郎(9分9秒:逆エビ固め)冨永真一郎〇
第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
●YuuRI&神姫楽ミサ(9分36秒:79.5MHz2.0(仮))〇春日萌花&真琴
第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
〇塚本拓海&井上彪流(13分6秒:ブレーンバスタースラム→片エビ固め)渡瀬瑞基&●川上翔大
第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
●中村宗達(10分25秒:バズソー→片エビ固め)〇前口太尊
第5試合(セミファイナル)
ガンプロvsFREEDOMS
6人タッグマッチ 30分1本勝負
〇佐々木貴&杉浦選&ドラゴン・リブレ(15分21秒:ラリアット→片エビ固め)今成夢人&石井慧介&●まなせゆうな
第6試合(メインイベント)
シングルマッチ 60分1本勝負
スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合次期挑戦者決定戦
〇勝村周一朗(23分52秒:レフリーストップ)大家健●
第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
LOSE |
9分9秒 逆エビ固め |
WIN |
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ゴングと同時に雄叫びを上げた元島、グラウンドでの攻防から入り、バックの取り合いから腕の取り合いに。回転して腕をほどこうとする元島に合わせて冨永も一緒に回転してはずさせないなど余裕を見せる。
ロープワークからタックル、ボディスラム、アームドラッグからの腕決めと冨永が試合を支配。そのまま腕をひねりあげると元島はエルボーからビンタで対抗するも冨永すかさずビンタからボディスラム、ストンピングを連打して厳しさを見せていく。
冨永の攻勢は続き、首投げからスリーパー、首四の字、そのまま反転して頭をキャンパスに叩きつけるも元島なんとかロープへ。リング外に降りると冨永チョップ連打で元島の胸がみるみる赤くなっていく。元島もエルボーで反撃するもチョップで悶絶、リング上に戻ってストンピングからフォールはカウント2。なかなか元島、ペースを掴めない。
それでも「やってやるよオラ!」と叫び、両者膝立ちの状態で懸命にエルボーを放っていく元島だが、冨永の顔面かきむしりで悶絶。コーナーに振られてチョップ連打を食らうもエルボー連打で反撃、しかしストンピングから顔面を何度も踏みつけられる。しかしその足を掴んで立ち上がるとエルボー連打で反撃、しかしボディスラムを仕掛けるも堪えられてバックブリーカーから片逆エビ固めで締め上げられる。苦悶の表情を浮かべる元島だが、これはなんとかロープに逃れる。
さらに冨永が「来いよ」と誘うとエルボー連打からドロップキック連打の元島。しかし冨永、コーナーを巡って元島の頭を叩きつける余裕を見せる。しかし元島も意地を見せ、コーナーを足で蹴ってこらえるとコーナーエルボーはかわされるもドロップキック、ランニングエルボーで冨永を倒してこの試合初めてフォールするもカウント2。
続けて逆エビ固めを仕掛ける元島だがキック連打で返され、ドロップキックもかわされると冨永の高角度ドロップキックが炸裂、すかさず片逆エビ固めに捉えた冨永、ロープににじり寄る元島を引き寄せてしっかりと腰を落として極め直したところでたまらず元島タップ。
冨永、元島に短く話しかけてから去り、元島は悔しさに唸りながらリングを後にした。
第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負
LOSE |
9分36秒 79.5MHz2.0(仮) |
WIN |
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YuuRI、神姫楽二人で春日&真琴をコーナーに振るも攻撃はかわされ、YuuRIが倒れたところを春日&真琴からニードロップを喰らってしまう。
しかしYuuRI、春日に一矢報いて神姫楽にタッチしツープラトン攻撃。神姫楽がキャメルクラッチで捉えた春日にロープを5往復してからのドロップキックを決めてガッツポーズ!
ハイテンションで春日をコーナーに叩きつけるも春日ローリングクラッチで返し、ボディアタックで反撃すると真琴にタッチ。ロープに飛んだところを控えの神姫楽に捕まるも、はねのけてビッグブーツをYuuRIに叩き込むもカウント2。再びビッグブーツで蹴り倒すがYuuRIもトラースキックから低空ドロップキックを叩き込む。しかし619は真琴がかわし、髪を掴み倒してからのダブルニードロップ、アピールからのダブルアーム・スープレックスと畳み込むもカウント2。ハイスピードな攻防が続く。
さらに蹴りを叩き込んでいくも、かわしてYuuRIのランニングネックブリーカードロップ、ブレーンバスターは真琴が投げ返し、ロープに飛んだところをYuuRIのトラースキックで両者ダウン。両者タッチし春日vs神姫楽になると春日タックルで倒され、コーナーに振られるもボディアタックはかわしてフライングボディアタックでカウント2、からの極楽固めにガッチリと捉える。ガッチリ極まるが神姫楽、悶絶しながらなんとかロープに逃れる。
追い打ちのスープレックスを春日が仕掛けるも神姫楽着地、春日がロープに飛んだところをYuuRIがエプロンからハイキック!ロープによりかかった春日に神姫楽がドロップキック、YuuRIが619の連携で攻め込み、すかさず神姫楽がセントーンから抑え込むもカウント2、追い打ちをしようとする神姫楽に真琴が膝蹴り、すかさず春日が逆さ抑えこみからブリッジで丸め込むもYuuRIがカットして難を逃れる。
春日&真琴が同時に神姫楽、YuuRIをロープに振るもタックル、ドロップキックで反撃される。春日を神姫楽が抱え上げYuuRIがロープに飛んでの合体ネックブリーカー、抑え込むも真琴がカット。真琴二人にロープに振られるも真琴が二人同時にスピアーで倒し、神姫楽に春日&真琴がダブルの大外刈りから春日がトップロープからのフットスタンプ!これはなんとかYuuRIがカットするもすかさず極楽固めで神姫楽を捉えて締め上げる!懸命に神姫楽耐えるも春日が思い切り反り返って極めたところで神姫楽ギブアップ、春日&真琴組が勝利を収めた。
悔しがるYuuRI、神姫楽にコールドスプレーを吹きかけながら春日&真琴にも吹きかけて悔しさをあらわにする。神姫楽と二人肩を組み、出口を間違えながら退場していった。
第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負
WIN |
13分6秒 ブレーンバスタースラム→片エビ固め |
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手四つからロープに詰めた井上が川上に張り手一発、これでヒートアップした川上がエルボーを連打、ロープワーク合戦からバックの取り合いになりエルボー、ロープに振ってのエルボースマッシュと畳み込む。エルボー合戦は川上が制し、ストンピング、ビッグブーツと蹴りまくる。首投げからロープに飛んでの低空ドロップキックで渡瀬にタッチ。
渡瀬もサッカーボールキックで追い打ちをかけてフォールもカウント2、すかさず川上にタッチするとビッグブーツ、エルボーとたたみかけるもロープに飛んだところをボディスラムで投げられて井上、這いながらなんとか塚本にタッチ。
渡瀬を指さしながらリングインの塚本、川上にボディスラムからストピング、フラつく川上のエルボー連打を一発で倒してフォールもカウント2、すかさずチンロックから首四の字とじっくり攻めていく。足をバタつかせながらなんとかロープに逃れる川上、ロープにもたれかかるところをタッチした井上にチョップ連打、ボディスラムと畳み込まれて連続フォール3連続をカウント2で返す。
タッチした塚本、コーナーで川上を踏みつけ、エルボー連打は一発で返す。しかしロープに振ったところを川上がショルダータックルで返してなんとか渡瀬にタッチ。
渡瀬がコーナーに振ってジャンピングエルボー、ブレーンバスターを仕掛けるも井上が入って二人でコーナーに振る、しかし渡瀬、井上には低空ドロップキック、塚本にはドラゴンスクリューからコーナーに登ってフットスタンプ。苦悶する塚本を抑え込むもカウント2。渡せ引き起こすも塚本、渡瀬の首をガッと掴む。渡瀬も掴み返すが掴み勝った塚本が押し込み、ロープの投げ飛ばして井上にタッチ。
井上、チョップをひたすら連打するも耐える渡瀬、10発、20発叩き込んでも腕を広げて前に出てくる渡瀬。さらにチョップを叩き込むとコーナーに振ってエルボーからのフェースクラッシャーはカウント2、すかさずキャメルクラッチで締め上げるも渡瀬なんとかロープ、井上ダブルアーム・スープレックスを狙うも腕を捻って返した渡瀬懇親のエルボー一発!
井上がダウンしたところで川上とタッチ、意地を張る二人、エルボー合戦からチョップ合戦に。鋭い破裂音を炸裂させながらチョップの好感は続き、川上のチョップ連打からロープに飛んだところに井上エルボーから再びロープに振ってダブルチョップ、返す刀で川上もレッグラリアートを叩き込むも井上の袈裟斬りチョップで両者ダウン、井上は塚本にタッチできるが川上は間に合わず。
立ちはだかる塚本に川上がエルボーを放っていき、そこに渡瀬がリングイン。連携するかと思いきや「弱いんだよ!」「腰が入ってねえ!」と川上に檄を飛ばす。その檄に応えるようにエルボーを放っていく川上「もっと撃て!」「もっと撃て!」「本気で撃て!」と斬新すぎるシチューエーションで檄を飛ばし続ける渡瀬だが、井上に排除される。
すかさず塚本と井上は連携に、コーナーに飛ばして井上がラニングエルボー、川上もエルボーで反撃するもかわした井上、塚本のビッグブーツを受けてドロップキック、塚本がフィッシャーマンズバスターと繋げるもこれはカウント2、塚本すかさずボディスラムから片逆エビ固めで川上を絞り上げると場外でカットされていた渡瀬、井上を蹴散らして川上に「返せ!」と檄を飛ばし、ロープににじり寄った川上がリング中央に引き戻されるとさすがに蹴りでカット。リングに入ってきた井上がチョップ連打で渡瀬を攻めるもエルボー一発でフラつく、しかしブレーンバスターは投げ返し、塚本と連携で川上を攻めようとするもロープに振ったところを井上はジャンピングショルダータックル、塚本にはブレーンバスター、ロープに走ってのショルダータックルとたたみかける川上。しかしロープに飛んだ川上にカウンターの喉輪一発、ブレーンバスターの形で高々と抱え上げ投げ捨てるとそのままフォール、カウント3を奪い、塚本拓海と井上彪流のプロレスリングBASARAタッグが勝利を奪った。
場外でカットしていた井上の腕を噛んで脱出した渡瀬。塚本の前にタッグベルトを持って近寄り、対戦をアピールするように指さして去っていった。川上はリング上で立ち上がれずもなんとか一人で退場。川上には試練の一線となった。
第4試合 シングルマッチ 30分1本勝負
LOSE |
10分25秒 バズソー→片エビ固め |
WIN |
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互いにタックル、打撃のフェイントで牽制し合う。
すぐに前口がローキックを連発、「弱えな、蹴ってこいよ、と背中を向けた前口に「カンチョー!」と叫びつつのカンチョーで対抗の中村、場外に前口を投げ捨ててプランチャを狙うも交わされ、リングに上がった前口がお返しのプランチャ。「ぱわ!」のポーズからローキック、場外でのボディスラムと攻勢に出る。
中村もリング上で反撃を試みるが首投げからの蹴りを背中に食らって苦悶の叫び声、逆エビ固めでどっしりと腰を下ろされて苦しむもなんとかロープに逃れる。
起き上がっても力ないエルボーを前口に叩き込むも、前口も重いエルボーで返す。前口ロープに飛んだところをフロント・スープレックスで投げた中村、コーナーに振って顔面にビッグブーツからそのままコーナーに登りフライングボディアタック、フロント・ネックチャンスリーで固めてフォールするもカウント2。
前口が中村をロープに振り、3往復してダブルチョップをねらったところに前口カウンターのミドルキック、起き上がったところを掌底連打からスピンキック、膝立ちになったところにロープに飛んで胸板へのミドルキックでカウント2、前口「ああー!」と雄叫び。
立ち上がった中村にミドルキックを叩き込んでいく前口、ハンドスプリングでかわした中村トラースキックで返すも前口キックを叩き込み両者ダウン
二人立ち上がりエルボー合戦、互いにエルボーを叩き込んでいくが、
フライングボディアタックはカウント2、ジャンピングニーを腕でカットしてみちのくドライバー2はカウント2、ジャーマンを狙いバックから持ち上げるも前口が堪えたため、ロープに押し込んで反動で丸め込もうとした中村に対し、ロープに捕まって堪えた前口がジャンピングニー、フォールに行くかと思いきや「No,No,No,」と中村を立ち上がらせて変形のG02Sleep、当たりが浅いと見るや側頭部にミドルキックを撃ち抜いてカウント3。前口太尊が中村宗達との一騎打ちを制した。
試合後「ぱわ!ぱわ!ぱわ!ぱわ!」と観客を煽り、「1,2,3,ぱわ!」と拳を突き上げた前口、「これがやりたかったんだよ」と満足気に帰っていった。
休憩には三島社長がリングに上がり、春日萌花を呼び込む。
10月から身体のメンテナンスのために休養することを発表。移植手術より2年、より高みを目指せるようにということで、三島社長も復帰を前提、と強調。会場は拍手で包まれた。
第5試合(セミファイナル) 6人タッグマッチ 30分1本勝負
WIN |
15分21秒 ラリアット→片エビ固め |
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一方のガンプロ軍、まなせがガンプロ旗を掲げ、今成、石井が入場しようとするもFREEDOMS軍が立ちはだかりリングに入れない。まなせがコールされる時たまらず佐々木に襲いかかりそのままゴング。6人それぞれ場外で乱闘が始まってしまう。
佐々木とまなせが乱闘の中、セコンドのYuuRIとのび太に襲いかかった杉浦がのび太のメガネを強奪。そうしているうちにリング上ではまなせと今成が合体ショルダータックル、今成がフェイスクラッシャー、スーパーフライとたたみかけるもカウント2。
場外で杉浦が「のび太がいないぞ!メガネはどこだ!」と叫びながらセコンドと乱闘を続ける中、石井がステップキックからのランニングニーを佐々木の側頭部に叩き込みカウント2。続いてまなせがエルボー連打でロープに追い詰めるも、走り込んだところを佐々木が足払いでロープに寄りかからせてリブレがエプロンからジャンピングキック。杉浦、佐々木のダブルタックルからリブレにタッチすると、まなせをコーナーに振ってのランニングエルボーでカウント2、すぐに佐々木がリングインしてコーナーに詰めると肘で顔面を擦りつける。リング中央で肘をこすりつけてからのキャメルクラッチ、フェイスロックで締め上げるとまなせたまらずロープに。ヒザで追い打ちを加えた佐々木、杉浦にタッチ。
のび太のメガネをかけて登場の杉浦、メガネのレンズ外れたアピールをしながらまなせを「おい来いよ女!」と挑発、まなせがエルボーを叩き込むとエルボーで返し、再びまなせがエルボーを叩き込んでいく。額を突き合わせながら睨み合い、まなせのエルボーを受けた杉浦、コーナーにまなせを叩きつける。対角コーナーに振るもまなせショルダータックルで反撃、エルボー連打からのショルダータックルで杉浦を倒してなんとか今成にタッチ。
コーナーエルボー、アームホイップとたたみかけ、タイガードライバーもカウント2、「ガンプロ負けねーぞ!」と叫ぶ。エルボー合戦をしながら杉浦メガネを探し続ける。やり合ううちに今成のエルボー連打から延髄ラリアット、正面ラリアット狙いはドロップキックで杉浦が返し、両者ダウンから石井とリブレにそれぞれタッチ。
リブレ、延髄切りからコーナーに降ってダブルニー、倒したところでスワンダイブ式のトルネードプレスはカウント2、トラースキックは受け止められ、打撃ラッシュからの低空ドロップキックはジャンプでかわされて踏みつけられる。今成が控えの2人をカットする中、石井がリブレの顔面にランニングキック、タイガードライバーと畳み掛けるも佐々木、杉浦がカット。リブレも石井に両腕クラッチ式ドライバーの態勢で掲げあげられるも着地してトラースキックから佐々木にタッチ。
佐々木コーナーに石井を振ってラリアット、コーナーに乗せ「ガンバレ!ファッキンプロレス!」とアピールしてブレーンバスター。そしてエルボーの応酬、石井野球チョップから延髄斬り、そしてまなせにタッチ!
まなせ、佐々木をタックルで倒し、リブレをボディスラム、杉浦のブレーンバスターを投げ返す。佐々木がスタンディングの脇固めをしかけるも石井がカットし、今成とサンドイッチラリアット、バックドロップとネックブリーカードロップの合体技、そして走り込んでのラリアットで佐々木を抑え込むもこれはカットに遭う。
引き起こしたまなせ、佐々木の髪を掴んでその場ラリアットもカウント2、もう一度走り込むも腕でブロックされて佐々木のハイキック、リブレのミサイルキック、杉浦のネックスクリューとたたみこまれ、杉浦が佐々木をひきずってきてムリヤリフォールされるも石井、今成でカット、乱戦になり再びまなせvs佐々木となり、佐々木がラリアットを連発、膝立ちになったまなせにバズソーキックから膝蹴りを叩き込むもなんとかまなせが返す!観客からの「まなせ」コールの中なんとか立ち上がるも、バキューン!ポーズからのラリアットでカウント3を許してしまう。
後楽園ホール大会に続いてFREEDOMS軍が勝利を挙げた。
試合後の勝ち名乗りをあげた直後、石井がリブレにつっかけて乱闘になるもFREEDOMS軍がリング上を占拠、悔しがるまなせにFREEDOMS旗を見せつけて勝ち誇った。
佐々木「おい!ガンプロのリング占拠してやったぞ〜!もう誰も出てこないだろ!もうガンプロもおしまいだ〜!」
とまくしたてるとまなせを介抱しているYuuRIが佐々木にスプレー噴射、帰ろうとするFREEDOMSメンバーとガンプロメンバーがもみあいになるも、佐々木、リブレがステージ上でFREEDOMS旗を誇示して去っていった。
メインイベント スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権次期挑戦者決定戦
WIN |
23分52秒 レフリーストップ |
LOSE |
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互いに自コーナーで身構えたままゴング。間を置いてからリング中央でロックアップ。勝村がバックを取ってから腕の取り合いに。じっくりとしたバックの取り合いから勝村がアームホイップ、そのまま腕を極めていく。起き上がり、切り返してヘッドロックに取った大家がロープに振られてのショルダータックルで勝村を倒すも、さらにロープに走ったところをカウンターのドロップキックを食らってしまう。
勝村そのまま引き起こしてコーナーに振るも蹴りで迎撃され、セカンドロープからのショルダータックルを食らう。大家ロープに振り、バックエルボーを見舞うもカウント2、大家さらにボディスラムで投げるが足を取られ、こらえたところを勝村逃さず飛びつき腕ひしぎ腕十字で締め上げるも大家なんとかロープに逃れる。起き上がり際に勝村キック、さらにビンタで大家をコーナーに詰めて踏みつけ、右腕にロープと絡めてのアームロックから腕へのドロップキックと右腕を徹底的に攻めていく。もがき苦しむ大家の右腕にヒザで乗っかってからニードロップ、腕十字の態勢からのアームバーと攻め立て、大家は悲鳴を上げてのたうちまわる。
立ち上がった勝村、膝立ちの大家にミドルキックを叩き込み、倒れたところをキムラロックで締め上げる。ロープに逃れようとする大家を片逆エビ、踏みつけ、蹴り、膝、グラウンド状態でのドラゴンスクリューととことん寝技で痛めつける。
立ち上がりコーナーに詰められる大家、対角コーナーに振ってランニングエルボーを敢行するもかろうじて走れる状態、セカンドロープからのドロップキックもあっさりかわされ、右膝を抱えうめき声をあげて苦しむ。
勝村は冷静にレッグスプレッド、ローキックで冷酷に攻め、ロープに振ろうとするも懸命にこらえる大家。勝村膝を蹴ってロープに振るも大家カウンターのDDT、さらにセカンドロープからのドロップキックで反撃。苦しみながらコーナーにもたれる勝村にカミカゼを成功させ、ままならぬ自身の右膝を叩きながらブレーンバスターの態勢に。しかしここを着地した勝村、反撃の低空ドロップキック、右足へのDDT、フィッシャーマンバスターからニンジャチョークに捉えて締め上げる。懸命にロープに逃げる大家。
勝村、大家を背中に担ぎ上げ、投げ落としてのハイキックを狙うもこれをかわした大家が渾身の力を込めたヘッドバット。鈍い音をたてて倒れた勝村にセントーンを浴びせていくもダメージのためフォールにいけず。起き上がらせてカミカゼの体勢で担ぎ上げるもそのまま腕を極められる。なんとかロープに逃れるも腕へのキックから変形の脇固めと流れるように腕攻めに。これもなんとかロープに逃れる。
ロープにもたれたところを後ろからのニーアタック、ロープを飛び越えてのドロップキックをしかけた勝村だがこれをかわした大家、スピアーでリング外に勝村を追いやると場外戦に。
場外でブレーンバスターの掛け合いから勝村がヒザ、首投げ、背中へのサッカーボールキック。イスを蹴散らしストンピング連打、何故か川上にもストンピングを食らわす勝村。リングに戻ろうとする勝村に大家がしがみつくが振り払った勝村はエプロンからサッカーボールキック、それでもなんとかエプロンに登る大家にジャンピングニー、しかしこれをキャッチした大家、垂直落下ブレーンバスターで勝村をエプロンに頭から叩きつける!
二人共場外にうずくまり、うめきながらもなんとかリング内に戻る。大家がみちのくドライバー2で投げるもカウント2、炎のスピアーの足踏みから突進したところをカウンターのネックロックで受け止められるもブレーンバスターで大家が投げる。先に立ち上がった大家、足踏みから炎のスピアーもカウント2、再び突進するもジャンピングニーで止められての掟破りの炎のスピアー!両者ダウンでカウントが数えられるもカウント9でなんとか立ち上がる。
大家、縛っていた髪を解き、互いに思いの丈を叫びながらのエルボー合戦に!
大家「来いよおい!」
勝村「大家!」
大家「修一郎!」
勝村「健!」
大家「意地見せてやるぞ」
勝村「てめーの意地はそんなもんか!」
大家「いてーな、いてーなおい!」
大家「人生賭けてさあ!人生賭けてガンプロやってんだ!
勝村「お前の覚悟見せろよ!みんなお前を信じてついてきてんだよ!」
大家「オレはその期待に応えるよ!」
エルボー合戦からビンタ合戦に。
勝村「やってみろよ!」
大家「まだだ!まだだよ!まだだよ!来いよ!」
互いのビンタが交錯、会場に乾いた音が響く
勝村「痛くねえよ!」
大家「全然痛くありません!」
ビンタ合戦続く
勝村「テメーの覚悟はそんなもんか!」
大家「そんなもんじゃねえよ!まだだよ!来いよ!来いよ!来いよ!来いよ!」
勝村「テメーの人生だけじゃねえよ!俺等の人生もしょってんだよ!」
大家のビンタ連打からヘッドバット合戦に。ゴツ・ゴツと鈍い音を響かせる。
勝村「全然効かねえんだよ!」
大家「そんなことねえだろ!」
勝村「オレら全員の人生しょえんのか!」
大家「ガァァァァ!」
勝村ヘッドバット連打するも、大家もヘッドバット連発、勝村倒れる。
しかし大家も疲労困憊で動けない。勝村起き上がり、掌底の連打からキック連打に繋いで延髄斬り、ロープに飛んでのビッグブーツを見舞うも受け止めた大家、そのまま投げっぱなしジャーマン・スープレックス3連発!さらにドラゴンスープレックスを狙うもカニ挟みで切り返した勝村、オモプラッタ式のアームロックで絞り上げる。叫びながら絞り続けるが大家がなかなかギブアップしないとみるやヒジを頭に連打、さらに膝も極めるトリプルスリー3ロックをの体勢でさらに絞り上げる!
うめき声をあげながらギブアップは意地でもしない大家だったが、苦しみ続ける大家にたまらずニード手島レフェリーがストップ、勝村周一朗がスピリット・オブ・ガンバレ次期挑戦者決定戦を制した。
大の字の大家、しゃがみこんだ勝村がマイクを取る。ゆっくりと起き上がり、話し始める。
勝村「大家健ってかっこいいだろ!」
勝村「10年前に、ガンプロに…(マイク不調のため交換)10年前に初めてガンプロに参戦して、それからどんどんどんどんオレはガンプロが好きになって、その頃の大家健はことごとく外敵を最後は倒して、ガンプロを守ってきたんだよ。」
勝村「オレはそんなガンプロが好きです。そんな大家健が好きだから、ガンプロの所属になることを決めたんだ。」
勝村「あれから時間がたったし、今成も強くなって、石井も入団して、若手も入ってきて、若い奴らも増えて、女子も増えて、みんなが…みんなが強くなって…みんながガンプロを支えられるようになってさ。大家さん少し安心しちゃってさ、頼られないと頑張れない、たまに精彩欠いてるって思われちゃうかもしれないけど。見ただろう?大家健は、強いんだよ。俺達の支えなんだよ。大家健がいなかったら、ガンプロはダメなんだよ。」
観客拍手。
勝村「今日はそれが言いたくて、最後までオレは立ってたけど、やっぱり大家健には勝てないなって思った。だから、健ちゃん、これからも、俺達ガンバレ☆プロレスを引っ張っていってくれよ!」
観客拍手。
大家「これだけ言われたら、自信ねえとか、辛いとか、言ってる場合じゃねえ!
みんながオレについてきてるんだったら、オレが!オレが1ガンバレ☆プロレスを!引っ張っていきます!よろしくお願いします!」
と大家、勝村握手し、大家立ち上がる。
大家と肩を組み、勝村マイクを続ける。
勝村「とりあえず、今日は大家健を相手に精一杯戦いました。次は望月成晃が待ってます。
必ずオレが、あのベルトをガンプロに取り返します!」
観客拍手
勝村「倒れそうなときには、心強い仲間がいるんで大丈夫です、かならず勝つんで10月の応援に来てください」
と語り
勝村「いくぞー!ウィーアー!ガンバレ☆プロレス!」
で大会を締めた。
集会
YuuRI「オイオイオイオイオイ!集会やるぞ!お客様聞いて下さい!YuuRIだってもっともっともっともっともっともっとガンバレしたい!オレは後半に試合がしたい!YuuRIは女子の枠にはまりたくねえ!だからガンプロに入ってんだ!ヴァー!」
YuuRI「さっき試合見てメチャクチャ悔しくて悔しくて悔しくて!何もできない自分が悔しくて悔しくて悔しくて!!ウァーーー!」
まなせ「そっかそっか私も勝ちたかったし…。」
YuuRI「だから!だから!だから!YuuRIも!今やってるガンプロとフリーダムズの対抗戦のメンバーに入れろ!」
YuuRI、売店にいた佐々木貴に詰め寄り、佐々木貴応える
佐々木「おいガンプロスケジュール決まってんのか!」
まなせ「次はボートレース戸田!でもカード全部決まってる!20日」
佐々木「20日フリーダムズ興行だよ!」
まなせ、YuuRI、観客がっかり。
まなせ「対抗戦!YuuRIとまなせゆうなと試合をしろ!」
佐々木「やるんだったら新しく会場取るから。新木場1stRINGに聞いてやる」
おもむろにスマホを取り出して電話する佐々木。
佐々木「10月16の夜空いてるらしいぞ!おい三島!」
まなせ、YuuRI「やってくれー!」
三島「やってやるよー!」
観客大歓声、大・三島コール発生
佐々木「今電話してんだよ!」
佐々木(電話口に)「フリーダムズvsガンバレ☆プロレスで抑えてもらって大丈夫でしょうか?」
佐々木「(通話終了して)よし!OK!10月16日!
フリーダムズで会場押さえて、先予約金も払っとくから!この後チケットぴあに連絡してチケットも刷っとくから!」
観客大歓声
佐々木「そこで、興行の中で何試合かが対抗戦じゃないぞ、全部対抗戦だ!おまえら全員でかかってこい!こっちも!葛西純も!マンモス佐々木も連れてくるぞ!」
三島「やってやりますよ!なんでもガンプロやってやりますよ!」
佐々木「この仕事の速さ見習え!」
YuuRI「YuuRIも入れてくれるよな!」
佐々木「全員って言ってるだろうが!」
今成「前金必ず払えよ!」
三島「よし!締めるぞ〜!撤収時間あるんだよ〜!よし!1・2・3・前金で締めるぞ!」
観客起立、選手も三島社長のもとに集まり締めの態勢に
三島「10月16だそうです!皆さんガンプロの応援に来てください!」
三島「いくぞー!3・2・1・前金!」
観客も「前金!」と大合唱し、集会は幕を閉じた。