
8月26日(火) 渡瀬瑞基デビュー10周年記念大会『サマーフィルムにのって2025』東京・後楽園ホール大会
日程 | 2025年08月26日(火) |
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会場 | 東京・後楽園ホール |
第1試合
WIN |
早速先発を買って出た元島仙多郎、レスラー最初の闘いはプロレスリングBASARA、井上彪流とのマッチアップ。ショルダータックルで倒されてチョップの洗礼。タッチした吉田からもチョップ、ヒザ、アームホイップ、ボディスラムとレスラーの洗礼を浴び続ける。逆エビ固めはなんとかロープに逃れるも体格差もあり劣勢。挑発されてのエルボーも受け止められ、ボディスラムを試みる。最初は抵抗され、エルボーを何発も食らうが意地を見せた元島、なんとか投げきって中村にタッチする。
満を持して登場の中村、瑠希也にビッグブーツ、吉田にヘッドシサーズ・ホイップで場外に追いやり、瑠希也にロープに振られた勢いで場外の吉田にトぺ・スイシーダ!すぐコーナーに登り瑠希也にフライング・ボディアタックからのドロップキックで会場にアピール!大歓声を受ける。
止まらない中村、ロープに瑠希也をひっかけてのスワンダイブ式ドロップキックはカウント2、ジャーマンを堪えられるとエルボー合戦、瑠希也のブレーンバスターでなんとか井上にタッチ。エルボー&チョップ合戦から中村ドロップキックで川上にタッチ。エルボー合戦からチョップ合戦、川上ビッグブーツに井上ドロップキック、川上ブレーンバスターに井上袈裟斬りチョップと互角の意地の張り合いのまま井上、吉田にタッチ。
吉田、川上にコーナーエルボーから「よっしゃ後楽園ホール!オレが一番頑張るぞー!いくぞ!ブレーンバスター!」とアピール付きブレーンバスターも川上着地からレッグラリアット、そしてここで元島、コーナーから手を伸ばし「オレに代わってください!」とアピールすると川上、元島にタッチ。
ドロップキック連打で吉田を倒してカウント2,しかしボディスラムは逆に投げられ、3人のトレイン攻撃、吉田のバックドロップを食らうもカウント2で返す。フルネルソンに捉えられるも中村、川上がトラースキックで救出、中村がトップロープ超えのプランチャで2人を排除する。再び吉田と1vs1になると元島が攻勢をかけボディスラム、エルボー連打からの張り手連打で雄叫びをあげる。しかし吉田のエルボー一発でダウン、ブレーンバスターはカウント2で返すも逆エビ固めでどっしりと腰を落とされる。観客の歓声の中、ロープに這い寄るもリング中央に戻されて腰を落とされたところで無念のギブアップ。
元島、デビュー戦で苦渋を舐める。試合後、瑠希也と川上が睨み合う場面もあったが元島を中村、川上が両方から支えて観客に一礼。そのままリングを去っていった。
第2試合
LOSE |
一方の中森華子はまなせ&春日組から奪ったデイリースポーツ認定女子タッグ選手権のベルトを持って入場。二人でポーズを決め、クリーンに握手からゴング
先発はまなせと春日、春日のヘッドシサーズホイップから中森と春日の連携に。2人で肩を組んでのビッグブーツ、サンドイッチでドロップキック、ロープにまなせを張り付けにしてのダブル顔踏み、春日「来てくれてありがとー」と観客にアピール、次々と連携で攻め込んでいく。しかしすかさずYuuRIが阻止し、負けずにまなせ&YuuRIも連携を繰り出していく。
中森にダブルの正拳突きからまなせのショルダータックル、YuuRIのサッカーボールキック、「日本!ガンバレ!連合!」と叫んでからダブルのエルボードロップ、さらにまなせのキャメルクラッチ&YuuRIのロープ4往復ドロップキックとたたみかけ、二人でガッツポーズでテンションを上げていく。
しかしこれはカウント2で返した中森、YuuRIとのキック合戦から延髄斬りを食らうもカウンターのミドル、しかしYuuRIもミサイルキックで反撃しまなせにタッチ。まなせ、ダブルのブレーンバスターを仕掛けられるも持ち前のパワーで投げ返して二人まとめてのラリアット炸裂。「いくぞ後楽園!」とアピールしてのラリアットはキックで返され、互いに蹴りから掴み合い、中森顔面蹴り、まなせラリアット、中森ハイキック、まなせバックドロップと激しい技の応酬からダブルダウン、互いにタッチ。
YuuRIと春日はYuuRIがキックで先手を取り619はカウント2。しかし春日もブレーンバスターをこらえてヘッドバット、コーナーからのフットスタンプで反撃。もう一度コーナーに春日が登るもYuuRIが阻止、しかしそこで入ってきた中森がYuuRIをバックドロップで投げ捨ててそこに春日がフットスタンプの連携もカウント2、カットに入ってきたまなせが春日をバックフリップで投げ、YuuRIとの合体ファンタスティック・フリップはカウント2、返した春日、バックスライドから極楽固めでYuuRIを絞り上げるもまなせがカット、中森をラリアットで蹴散らしたまなせ、春日にもラリアットからYuuRIがレッグロール・クラッチに繋げるもカウント2。返した春日をまなせが雄叫びを上げ、走り込んでのラリアットで薙ぎ倒したところにYuuRIのスワントーン・ボムが決まりカウント3。YuuRIがまなせとの連携で勝利をモノにした。
「やったー!」と叫び喜びをを表すYuuRIとまなせ、抱き合って喜んでから中森、春日に座礼、肩を組み「勝った!勝ったぞ〜」と雄叫びをあげながら意気揚々と帰っていった。
第3試合
WIN |
会場各所で場外乱闘が繰り広げられるが、リング上に戻ったのは大家と佐々木、チョップ、キックで大家を痛めつけ、リングサイドから声援を送るまなせを牽制する佐々木が先手を取る。杉浦にタッチすると「スギウラトール」コールを要求して観客ブーイング、すぐにリブレにタッチ。クイックタッチで大家をかわるがわる痛めつける。
佐々木が自コーナーでの踏みつけ、チョップ、レッグラリアットととことん大家を痛めつけて観客にアピール。イス攻撃で会場にブーイングを起こし、再びイスをふりかぶるとリングに乱入したまなせが阻止してラリアットを叩き込む。なんとか大家、ブレーンバスターから勝村にタッチすると勝村、佐々木の足を極めたままリブレにDDT、杉浦にアームロックからのDDTと大暴れ。そのテクニックを見せつける。盛り上がりの中タッチした冨永はドロップキックを見舞うも佐々木なんとかDDTで反撃してリブレにタッチ、リブレのボディアタックから打撃連打を受けるも乱入してきた勝村のキック、大家のデスバレーボム、冨永のJKと連携で一気にたたみかける。
しかしリブレもダブルニーアタックで反撃して佐々木にタッチ、3人がかりのトレインから佐々木の「バキューン」ポーズ付き雪崩式ブレーンバスター、杉浦のスワンダイブ式ボデイプレス、ガンプロ勢が救出に入るもフリーダムズ勢も入ってきて一気に乱戦に。リング上は杉浦と冨永の1vs1となり、杉浦の右肘はカウント2で返した冨永だが「スギウラトール」ポーズからのスウィフトドライバーが決まると両中指を立てながら電光石火のカウント3を許す。狂乱の6人タッグマッチはFREEDOMS勢が勝利を挙げた。
勝利のアピールをするFREEDOMS勢が、まなせの旗を再び奪って勝ち誇る。感情をあらわに佐々木に食って掛かるまなせ、二人が競り合いになっているとリング下に佐々木がまなせを蹴り落とす。観客がFREEDOMS勢に大きなブーイングを浴びせる中、杉浦も走ってきてまなせを蹴飛ばし逃走、殺伐とした空気の中両陣営が退場していった。
第4試合
WIN |
LOSE |
互いに指差し、間合いを取りながら退治する2人、和田が寝技に誘うもMAO応じず、骨法流の掌底連打で和田を追い詰め、ショルダータックルで倒すと四角アピール、ロープワークからショルダースルーを互いに着地、和田の丸め込みからロープに振ってのドロップキックで石井にタッチ、するとすかさず入江と石井の連携に。しかしそれをかわしたMAO、,ムーンサルトアタックで2人を薙ぎ倒し阿部にタッチ。すると阿部と前口とダブルでのキックを石井に見舞い2人で「ぱわ!」アピール。阿部は何度もグーパンチで石井を痛めつけMAOにタッチ。MAOもグーで石井を殴って自分の拳を痛がる。「人殴ると痛えんだよ!」と阿部に諭されて痛みを知ったMAO、エルボーの応酬から「あ!」と明後日の方向を指差すが石井ひっかからず野球チョップ、鋭い破裂音が鳴り響く。そこで背面アタックで反撃を試みるMAOだがそれを受け止めジャーマンで投げた石井、入江にタッチ。
頭突きの態勢で相手コーナーに突っ込んでいく入江、一度は全員蹴散らすも、「待たせたな!オレが来たぞ!」アピールにMAOと阿部の「待ってねえ!誰も待ってねえ!」のツッコミ。しかしコーナーに振られるも阿部を迎撃し、MAOの回転エビ固めを踏ん張った入江はそのまま突っ込んできた阿部を受け止めてMAOの体の上にパイルドライバー炸裂。入江「オレが来たぞ!」からフォール、しかし返したMAOの「私が来ました〜」アピールで返すも入江に頭をはたかれる。しかしMAOドロップキックから阿部にタッチ、阿部ロボットポーズで「オレが来たぞ!オレが来たぞ!オレが来たぞ!」と連呼しながらコーナーの入江に旋回式スピンキック、さらにロープに振るもここはブラックホールスラムで返されすぐに和田にタッチ
ドロップキックはかわされるも突っ込んできた阿部をアンクルホールドに決める和田、MAOカットに入るもことごとく裏目となり阿部が痛めつけられることに。MAOの呼びかけで「俺達の連携見せてやろうぜ!」「俺達が来たぞー」と連携を宣言するも、MAOの「あっ!」と注意をそらしてのパンチを阿部が喰らってしまう。あまりのクリーンヒットに観客騒然&すぐに大・大爆笑!!
石井と前口にそれぞれタッチすると、前口「と〜っても気持ちいい〜!」と叫びながら
野球パンチとキックの応酬に。サッカーボールキックで石井を倒すとMAO、阿部と3人で石井の周りを回りながら「ぱわ!ぱわ!ぱわ!」の大合唱。MAO、阿部ダブルのサッカーボールキックを石井に見舞うも前口のフライングボディアタックはかわされる。すかさず前口に入江がダイビングヘッドバット、入江にMAOがフライングニールキック、和田がMAOにスピンキック、和田に阿部が「うるせー」エルボー、石井を羽交い締めにした前口に阿部が「しっかり持っとけよお前!」と声掛けするも見事に誤爆ビンタ、石井が阿部を蹴散らし、入江が前口にキャノンボール、阿部が入江に伊良部パンチ、石井が阿部にビッグブーツ、乱戦の末にリング上は石井と前口の1vs1になる。
前口が石井にハイキック、ジャンピングニーと畳み掛けるもカウント2,石井も前口が「終わらせるぞ!」と投げようとしたところをバク宙キックからの変形パワーボムで叩きつけるもこれはカウント2で返した前口、そこに石井がすかさずダブルアーム垂直落下式DDTを叩き込んでカウント3、濃厚なキャラクターが入り乱れたカオスな6人タッグマッチを制した。
スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合
LOSE |
WIN |
互いに組みあい、望月が寝技で今成の上を取りヘッドロック。ロープに振られてもしつこく締め付ける。再度今成がロープに振りタックル合戦へ。雄叫びをあげて耐える今成にチョップ一閃から走り込んでタックルの望月だが、その後のタックル合戦は今成が制する。
しかし望月、ロープ際でビンタを食らうも突っ込んできた今成をかわして場外に追いやるとプランチャで追い打ち。さらにローキックをぶち込み、鉄柱にぶつけてキックを見舞う。しかし2発目のキックはかわされて鉄柱を蹴ってしまい悶絶する望月。
リング内では右足にストンピングを受けるも立ち上がり、来い!と受ける姿勢の今成にローキック3連発、しかし次のミドルは今成にキャッチされてドラゴンスクリューから足四の字に。雄叫びをあげながら締め上げる今成、苦悶の表情を浮かべるが、なんとかロープに逃れた望月、立ち上がりロー、ミドルと蹴りを連打していく。それでも雄叫びをあげながら耐える今成だがミドルで倒されて右腕にストンピングを浴び、望月のアームブリーカーで得意なラリアットを放つ腕を殺されていく。
スリーパーで一旦切り返すもキーロックで締め上げられて悲鳴を上げる今成、ローリングしてなんとかロープに逃れるも膝立ちのところを右腕にキック連打を受けて悶絶、コーナーに振られてキックで返すも右腕を蹴られてからのアームブリーカー。執拗な腕攻めを受けるもこれは持ち上げて投げ捨てる今成、ラリアットは蹴りで返されるもアイルビーバック!からのボディアタック、コーナーに詰めてチョップ連打からのフェイスクラッシャーを見舞い、ボディスラムからの「スーパーフライ」リバーススプラッシュと反撃。互いになかなか譲らない。
今成のパワーボムはリバースされ、立ち上がる今成の胸板に強烈なミドルキックを叩き込む望月。喰らいながらも向かってくる今成をビンタで倒し、膝立ちの今成をPKで薙ぎ倒す望月。しかし今成もブレーンバスターからのタイガードライバーでカウント2。セコンドの大家の「今成!」檄が響く。
互いにロープに飛び、今成左でのラリアット、望月もラリアットからトラースキック、今成右腕でラリアット、さらに走り込んでの剛腕ラリアットはカウント2、望月を起き上がらせてパンチ連打、互いに頭突き、右腕ラリアットは望月キックで迎撃するも今成走り込んでのルーテーズプレスはカウント2、望月立ち上がると走り込んで来た今成にカウンターのハイキック一閃!崩れ落ちる今成。立ち上がったところにさらにハイキック、回し蹴りで今成を追い詰めての垂直落下式ブレーンバスター!しかし今成カウント1で返す!
それでも今成決死の反撃でその場ラリアット連打、さらに走り込んで来た今成を強烈過ぎる張り手一閃!
フラフラとよろめいた今成をフルネルソンに捉えた望月、ドラゴン・スープレックス・ホールドでガッチリと固めると今成身動き取れずカウント3を許してしまう。望月成晃がスピリット・オブ・ガンバレ新王者に輝いた。
望月「オイ、率直に言わせてもらうぞ。オレはこのタイトルマッチ、もっと楽勝に行けると思ったよ。でも団体を背負うってのは強さがプラスされるなおい。お前のすべての攻撃が身にしみたよ、ありがとう」
去っていく今成、会場は拍手に包まれる
望月「ガンバレ☆プロレスファンの皆様、私がニューチャンピオン、55歳望月成晃です。
まあオレはこのベルト取ったからには誰の挑戦でも受けるぞ。と言いたいところだけどな…。
でもオレはすでに意中の人物がいるんだよ…。勝村周一朗!」
勝村、驚きつつリングに上ってアピール
望月「勝村さん、オレはあんたの強さを昔から知ってるよ。
オレがこのガンバレ☆プロレスで闘いたいと思ったのは、あんたの格闘技資質とオレの31年のプロレスキャリア。ぶつけたら面白くねえかオイ!断る理由はないですよね」
勝村「上等だ!オレがこのベルトすぐガンプロに取り戻してやるよ!」
ちょっとまてちょっとまて!と叫びながら大家健リングに上がってくる。観客騒然
大家「オイ!オイ!ちょっと待て!オレに挑戦させろ!なあ!オレに挑戦させろ!オレに挑戦させろ!オイ!」
勝村に止められる大家
望月「お客さんからの声で“バカなの?”ってあったぞ。お前とは4月にやってオレが勝ってるんだよ。それがすぐやりたいで再戦できるほど、このベルト軽いのか?
オイ。だったらオレが逆指名した勝村周一朗を倒すぐらいの条件は必要なんじゃ…」
駆け寄ってマイクを奪う大家
大家「おおわかったわかったオイ!(勝村を指差し)コイツとやって勝ったら挑戦受けてくれんだな!オレは勝村周一朗に勝って!望月成晃に勝って!オレがぁぁx!チャンピオンになりま〜す!首洗って待っとけよ!首洗って待っとけよ!」
全速力でリングから去る大家
望月「…アイツはあれでいい。まあいいや、勝村さん、あなたが勝つのを信じてますよ。31年のプロレスキャリアをあんたの格闘技術にぶつけるのを楽しみにしてますよ。」
観客を指指しつつリングを去る勝村
望月「キャリア31年、55歳、なんの縁かね、このベルト獲りました。これもオレの運命,使命でしょう。オレがガンバレ☆プロレス盛り上げてやるから、これから楽しみにしててください。」
メインイベント 渡瀬瑞基デビュー10周年記念試合 蛍光灯デスマッチ
LOSE |
WIN |
両選手間を取り、観客席からは渡瀬コールと葛西コールが入り交じる中ロックアップ。互いに蛍光灯に押し合ってから一度離れる。
再び手四つの状態に。互いに手首を取り合い葛西、渡瀬をヘッドロックに。ロープに振ってショルダータックルからガッツポーズの葛西、渡瀬もロープに振ってアームホイップで投げる。蛍光灯への振り合いから葛西が渡瀬を西側ロープに振って最初の蛍光灯クラッシュ!
割れた蛍光灯を渡瀬の額に押し付け、新たに蛍光灯を渡瀬の頭で割って割れた部分を押し付けると渡瀬の額から流血。渡瀬をコーナーに追い込み「デスマッチ甘くねえぞ〜!」と叫んでから渡瀬の額に噛みつく葛西。さらにリング中央に蛍光灯を置いてその上にボディスラムもカウントは2。渡瀬もなんとか立ち上がりエルボーで反撃していく、力ないエルボーに「そんなもんか〜!」と葛西が叫ぶとエルボーをさらに入れていくが蛍光灯で殴った葛西、フラフラとロープにもたれた渡瀬の額を蛍光灯でぐりぐりえぐっていく。
さらにリング中央に蛍光灯を置いてのブレーンバスターを狙う葛西。しかしこれは渡瀬が耐え、切り返してのブレーンバスター。葛西が背中で蛍光灯を割り、表情が苦悶に歪む。
ここで渡瀬、さらにロープワークからエルボーで場外に葛西を落とし、コーナーからのコンヒーロで場外ダイブ!葛西を薙ぎ倒す。観客からの大・渡瀬コールの中、鉄柱に額を打ち付けて気合を入れるとリングに戻る葛西にドロップキック。倒れる葛西に蛍光灯を乗せ、コーナーからのフットスタンプを狙うもこれを避けた葛西、蛍光灯を抱えたまま渡瀬に突進してボディアタック!蛍光灯が割れ、飛び散る。
蛍光灯を喰らい、ゆらゆらと立ち上がる渡瀬の額に竹串の束を突き刺す葛西、「渡瀬〜!刺激をくれ〜!」とリング上にパイプ椅子を2脚広げ、竹串の束を渡瀬に渡す。
渡瀬、葛西の額に竹串の束を刺し、二人共額に竹串の花が咲く。そのまま椅子に座り、エルボーを叩き込みあいさらに立ち上がりエルボー合戦が続く。葛西、ヘッドバットからのイスへのDDTで渡瀬を叩きつけリバースタイガードライバーはカウント2。
葛西、渡瀬をコーナーに振り、自ら額で蛍光灯を割って気合を入れてからのラリアット炸裂、続けてコーナーに乗せた渡瀬の額に蛍光灯を叩きつけ、大量のイスと蛍光灯をリング上に置いてからトップロープからのブレーンバスターを狙う葛西。しかし渡瀬ヘッドバットで脱出し、コーナーに登ってトップロープからの河津掛け!葛西もろともイスと蛍光灯の山に落下!しかしガッツポーズで起き上がる二人、すかさず渡瀬、垂直落下式ブレーンバスター。しかし葛西もすぐに起き上がりブレーンバスター、走りこんでのラリアットと畳み掛けるもカウント2。観客を煽る。
蛍光灯への垂直落下式ブレーンバスターはカウント2、会場中の「渡瀬」コールの中、蛍光灯で殴ってからのエルボーを渡瀬に叩き込んでいく葛西。さらにイスで頭を撃ち抜くもフラフラしながらニヤリと笑う渡瀬。コーナーにもたれた渡瀬に蛍光灯を抱えてのボディアタックで追い打ちをかける葛西だが、ロープに飛んだところをドロップキックで迎撃される。
ここで蛍光灯の束を額で割って「負けてたまるかー!」と雄叫びを上げて気合を入れ直す渡瀬、コーナー際に座る葛西にキャノンボールを見舞うもカウント2、叫びながらヴェネチアンを仕掛けるもこれはこらえられる。しかし強烈なエルボー、蛍光灯から再度トライしたヴェネチアンはしっかり決まる!しかしカウント2!。
渡瀬エルボーパットを投げ捨て、助走をつけてのエルボーはブロックされる。返す刀での葛西、垂直落下式リバースタイガードライバーを決めるもカウント2、「オイ!オイ!オイ!」と客を煽り、ボディスラムで投げた渡瀬に蛍光灯を乗せてのパールハーバー・スプラッシュ!しっかりと決まる!しかしカウント2で返す渡瀬!渡瀬コールで会場が湧き上がる!
葛西追い打ちのクロスアームのリバースタイガーを堪えた渡瀬、ヘッドバット、エルボーからのヴェネチアンは堪えられ、蛍光灯を持った葛西のヘッドバット、ロープ3往復からのラリアットはカウント1で渡瀬返す!
さらに蛍光灯ヘッドバットからのリバースタイガードライバーも1で返す!
フラフラと立ち上がった渡瀬に葛西が熱い口づけ!
さらにクロスアーム式リバースタイガードライバー!これには渡瀬力尽きてカウント3が叩かれる。9年越しの約束、葛西純がメインイベントで勝利を飾った。
大の字になる渡瀬を尻目に勝ち名乗りを受けた葛西純、しゃがみ込んで渡瀬と言葉を交わす。しばし会話した後マイクを持つ葛西
葛西「ストップ・ザ・ミュージック!渡瀬よお!お前が何もできない頃の、デビューして一年の頃か?今から9年前、DDTの北沢タウンホール大会でお前とハードコアやったな。その時オレっちがボコボコにして勝った後言ったよな、次やるときはデスマッチでって。そのときオレっちが言ったよな。お前は若いんだから行き急ぐなってな。
そんな9年前のことをよ、もう50歳にもなって、試合で頭打ちまくってるオレっちはすっかり忘れてたよ。
でもお前が、オレっちのその閉ざされた扉を開けてくれた。葛西さん9年前の約束覚えてますかってな。それでオレっちは思い出したんだよ。お前との約束をよ。
渡瀬、お前って本当にいい男だな。
人との約束をよ、簡単に破っちまう奴がいて、そんな世の中に、そんな世の中であっても、おまえは9年前の約束を覚えていてくれた。どうだった?本当のデスマッチは。ものすごく痛いけど生きてるって感じがしたろ?普段生きててこんなに生きてることを実感すること無いだろ?クセになっちまうだろ。
今日はよ、お前のデビュー10周年記念興行だけどよ、オレっちが認可する。今日が、8月26日、今日が、渡瀬瑞基のデスマッチ記念日だ!」
葛西「おい、渡瀬、立てよ。
お前が9年前の約束守ってくれて、オレっちはものすごく嬉しいんだ。今日はデスマッチファイター渡瀬のデビュー記念日、一緒に乾杯させてくれ!」
ビールの350ml缶を2つ取り出す葛西。
渡瀬「車で来てんだよオレは!」
といいつつ乾杯、渡瀬、一気にビールを飲み干す。
葛西「オイ渡瀬!オレっちが言うことじゃねえけどよ。誰かに運転してもらって帰れよ、じゃないとデスマッチファイター渡瀬が誕生した日にお前は(手錠のように腕を交差して)コレだからな」
葛西「まあ勝ったのは葛西純だけど、今日の主役はお前だ。お前がガッチリ締めてくれ」
渡瀬「沢山の人に、たくさんの団体に…(感極まり言葉に詰まる)」
渡瀬「なんとか10年走ることができました…。葛西さん、オレはデスマッチファイターですか?このオレがデスマッチやれてましたか?葛西さん、デスマッチファイターとして言いますけど、明後日のデスマッチカーニバル、出させてもらえませんか?」
葛西、佐々木貴リングサイドでしばし話し合う。
渡瀬「もう戻れねえんだよ!考えといてください!」
佐々木貴サムズアップ、観客の拍手の中で二人帰っていく
渡瀬「おい、オレにマイク持たせていいのか今、かかってるぞ。ガンプロ、今年の後楽園は3回。三島さん、三島さん。来年の後楽園は4回やるぞ!今決定って言ってくれよ!」
会場、大「三島」コールに包まれ、頭を抱える三島社長がマイクを取る
三島「選手たち大丈夫なの?沢山入って頂いてるけど、このお客様だと私達長くは保たないよ?ホントに。やれるの?後楽園ホールさん来年まだ3回しか拘束してないよ?」
選手達、口々に「やれるよ」の声
三島「じゃあこれからもっとお願い…しますよ!」
観客大拍手
三島「アドリブやめようよ!」
さらに観客大拍手
渡瀬「約束ですからね!オレは約束にうるせえよ!
今日の選手、こんなリングでよかったら上がりませんか?」
選手たちリングに上がる。今成と渡瀬笑い合う。
渡瀬「僕最近、親とか、大人に頼れない、若者にすげー凄く関わっていて、そういう子達ってすぐ死にたい死にたいっていうんです。だから、この試合見てもらって、死ってなんなのか、生きるってなんなのか。見せたいと思ってて、オレ今日死ぬかと思ったよ。でもまだやりたいこといっぱいあるよ。
ガンプロ来年4回やるよ!再来年5回やるよ!おお!そしたら毎月やる!ホールが似合う団体になるよ!」
観客大拍手
渡瀬「負けてガンプロ作るのはもう終わりにする。これから、10年経って、11年目、色んな人に、色んな人に助けてもらった。今度はオレが色んな人を助ける、そんなレスラーになっていきます。
これからもガンプロついてきてください!俺達がガンプロじゃなくて、関わった人全員ガンプロだと思ってるよ、全員でウィーアーガンバレ☆プロレス叫ぼうぜ!ハルちゃん上がれよ(と、リングサイドで見ていたHARUKAZEをリングに呼び寄せる)」
渡瀬「マイクなんか要らねえよな!!」
蛍光灯を額でブチ割る
渡瀬「(地声で)いくぞ〜!ウイーアー!ガンバレ☆プロレス!」
渡瀬以外の選手はリングを降り、会場大渡瀬コールに包まれる。
「ありがとうございました」と客席に頭を下げた渡瀬、ゆっくりとリングを降りる。周りの選手にガラスを払ってもらい、ヒザに手をつき、噛みしめるように周りを見渡してから北側ステージに登り、ステージに並んだ全選手の「ありがとうございました」から観客のスタンディングオベーションの中、ゲートから選手たちが去り、ガンバレ☆プロレス後楽園大会が終了を迎えた。