
8月11日(月祝)高島平区民館大会
日程 | 2025年08月11日(月) |
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会場 | 東京・高島平区民館 |
公式記録
大家健(1-0)元島仙多郎
※集会にて今成夢人相手に追試エキシビションマッチが決定
第1試合
シングルマッチ 20分1本勝負
◯中村宗達(10分3秒 バックロール式ジャーマンスープレックスホールド)川上翔大●
第2試合
シングルマッチ 30分1本勝負
◯大家健(6分6秒 炎のスピアー→体固め)タノムサク鳥羽●
第3試合
6人タッグマッチ 30分1本勝負
今成夢人&石井慧介&◯冨永真一郎(15分31秒 葡萄酒色の波紋疾走(ワインレッド・オーバードライブ)→片エビ固め)和田拓也&趙雲子龍●&PSYCHO
セミファイナル
6人タッグマッチ 30分1本勝負
春日萌花&まなせゆうな&●Chika(12分9秒 スワントーンボム→片エビ固め)◯YuuRI&柳川澄樺&神姫楽ミサ
メインイベント
☆ガンプロVSフリーダムズ6人タッグマッチ 30分1本勝負
勝村周一朗&◯渡瀬瑞基&入江茂弘(22分42秒 ヴェネチアン→片エビ固め)佐々木貴&マンモス佐々木&●正岡大介
追試エキシビションマッチ(5分)
今成夢人()元島仙多郎
※5分以上のエキシビションマッチを行い8月26日後楽園ホール大会にてデビューが決定
公開エキシビション
LOSE |
5分 |
WIN |
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5分のエキシビション、対戦相手は大家健。3カウント、ギブアップしても試合続行の特別ルールで行われた。
ゴングが鳴り、大家ヘッドロックから投げ、タックル、エルボー、倒れた元島をストンピング連打、ボディスラムと一方的に攻める。元島もエルボーで返すも苛立ちが見える大家、檄を飛ばしてのエルボーで倒し強烈な逆エビ固め。一度態勢が崩れるくらい大きく反り返ると元島あえなくタップ。
なんとか起き上がった元島、エルボーを何度も返していくも大家崩れず、反撃の一発で倒れてしまう。その力の無さに苛立ちを隠せない大家、たまらずエルボーで倒してからのストンピングで踏みつけたところでゴング。その瞬間大家「あぁ〜!!」と大きく叫ぶ。
大家「おい!おい!おい!ダメだよ!ダメだよ!もっと頑張れ!もっと頑張れ!もっと色々考えて!何だよ!なあ!もっと色々考えて、一生懸命頑張れ!」
大家「だがなぁ!声は出てたよ!あぁ…悔しいよなぁ!悔しいよ!」
元島「悔しいです!」
大家「俺だって悔しいよ!今悔しいですって大声だしたって終わってんだよオイ!
でも!なあ!まだまだこれから人生続く!なあ!デビューしろや!8月26日…」
リングサイドに勝村、石井、今成が登場、今成がマイクを奪う
今成「元島ぁ!こんな内容で8月26日デビューってふざけんなナメんな。ナメんなバカ!ガンバレ☆プロレスナメてんだお前、ナメんじゃねえよ!いっちょまえにプロレスTODAYでインタビュー出て、舞い上がってんじゃねえよバカ!ここはちゃんと潰される場なんだよ。今日の興行終わったあと、集会で俺とやれ集会で!追試だ!それでダメだったらお前辞めろ!」
元島「やってやるよ!」
今成「そういうリングなんだよ、そういうリングだ。甘くねえんだよ、ファイトスポーツやってんだよ、甘くねえんだよ、デビューさせらんないから!俺にぶつけろよ」
元島「やってやるよぉぉぉ!」
第1試合
WIN |
10分3秒 バックロール式ジャーマンスープレックスホールド |
LOSE |
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入場からコーナーに登って雄叫びをあげる川上、中村も負けじとコーナーで雄叫びを上げ、互いに鋭い刺殺戦、負けられない気合を感じるやりとりからクリーンな握手でゴング。
先手を取ったのは中村、手四つ、丸め込み合戦からドロップキックでアピール。タックルで倒されるもギロチンドロップ、コーナー踏みつけ、ビッグブーツからスリーパー、首四の字から反転して頭をキャンパスに叩きつけるエグい攻め。主導権を握る。
川上もロープに飛んでのタックル、ジャンピングニーからのランニングエルボーと意地の反撃。中学からの友人の二人、互いの負けられない意地が試合をエスカレートさせていく。
川上のエルボー連発は中村がトラースキックで返し、ドロップキックを顔面に突き刺す。
川上も負けじとヒザが顔面にめりこむジャンピングニーで返す。膝をついたまま、雄叫びを上げながらのエルボー合戦、立ち上がってもエルボー合戦。ゴツゴツとした打ち合いを制した川上、逆水平チョップ、互いにロープに飛んでのエルボーからバックドロップはカウント2。中村も切り返してロープを3往復してからのダブルチョップ、みちのくドライバー2もカウント2。白熱する攻防の中、川上が立ち上がると中村がジャーマン狙いのアクションからバックを取り、一度堪えられるも抱えたままコーナーにぶつけてからリング中央でジャーマン・スープレックス・ホールド!
川上が空中から垂直に落ちる、急角度のジャーマンが完璧に決まりカウント3を奪った。
すがりつこうとする川上を払い落とし、しばし見つめた後背中をバシっと叩いた中村、退場時、ゲート前で両手でガッツポーズ。川上は鉄柱に捕まって悔しさを噛み締め退場。
最後まで二人の意地が見える熱い勝負だった。
第2試合
WIN |
6分6秒 炎のスピアー→体固め |
LOSE |
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いきなり鳥羽の右ハイキックが大家の頭にクリーンヒット!
大家が場外に逃れるも鳥羽が殴りまくり、リングに戻っても殴り、蹴りまくる。
30発以上殴られ、蹴られ続け、目を見開き、歯を食いしばって耐えた大家もなんとかボディスラムで一矢を報いるとコーナーに詰めてのエルボー連打、タックル、カミカゼとたたみかける。鳥羽がカウント2で立ち上がると互いにパンチとエルボーで殴り合いが続く。ゴツ・ゴツ・と鈍い音を響かせながら打ち合う二人。10発以上ラリーが続いたところで鳥羽渾身の裏拳!
エルボー相打ちが続いてから大家が垂直落下式ブレーンバスター、カウント2から炎のスピアーを狙う。
突っ込んでいくも右ストレートで迎撃、もう一度突っ込むも再びカウンターパンチ、しかし何度やられてもひるまない大家健、3度目も全力で突っ込み炎のスピアー成功、全身全力で抑え込んでカウント3を奪い。大家健が勝利を収めた
鳥羽「すいません負けといてマイクとか、ちょっといいすか?たぶんね。DDTっていうか、僕がプロレス入ってデビューして、なんだかんだで一緒にいる時間が多いのが大家なんすよ。麻雀やってるからね。どっちが勝つ?大家に決まってるじゃないですか。学生プロ…チャンピオンとか、めちゃめちゃ強いんスよ麻雀。
で、大家が麻雀の、プロレスのときもそうだけどまぁ〜できの悪い後輩というか、まぁ〜本当にイラつかせる天才というか、まぁ〜ホント、ホントよくイジメたもんすよ。イジメですイジメ、この場を借りてお詫びします。すいません。
そう、辞めさせようと思ってましたずっとね、こんなやつにプロレス務まるわけねえだろうと、俺と橋本でよくイジメましたよ。それでもこいつ辞めないで。でも俺は認めねえですよ、ずっと認めてなかったっすよ
でも、ユニオンかどっかだったかな、こいつライガーさんとシングルやったんですよ。それみてこりゃダメだと。選手として認めてやんないとダメだと。だから認めざるを得ないと。まあ尊敬とはいかないけど、大家だからね。心の何処かでね、認められない部分と、認めなきゃいけない部分と二重になって。
で、ガンプロ作って、なんの因果かしんないけど、前回大家とやったんすよ、試合ね。そのときはあの、バンビ?20周年かなんかで、俺らタッグマッチ組んでくれたんすよ。俺と橋本が組んで、高梨と大家が組んで。そんなんあって、だから正直、今日のオファーが来たとき俺は断ったんです。試合に意味はないって、今更大家と試合しても俺には意味ない。
そんなときに、俺の仲間だった、一緒になってイジメてた橋本が死んじゃいましたよ。しょうがないこれは、俺聞いてたけどさ、アイツ言えばよかったのになあ!じゃあなんかこれ意味あるんだろうと、なんか意味あるんだろうって思って今日、試合しましたよ。
でも結果、試合に意味はない!試合に意味はない!
でも大家はこれからも、まあ橋本の分とは言わねえよ、お前もな、高梨の分とも言わねえよ、俺の分とも言わねえよ。でもなんで団体のトップだろ!なんで後楽園おめえがメイン取ってないんだ!お前がメインだからと思って試合受けたのに、全然メインでもなんでもねえじゃねえか。なんで団体のトップがメイン取ってねえんだビッグマッチの!もうちょい頑張れお前!俺の後輩で、負けてんじゃねえぞ!わかったな!じゃあおめえ締めろ。」
大家「あの、みんなにお世話になってるんですよ僕。失踪しましたし、でもあの〜理不尽なこと沢山ありました。でもみんな素直じゃないんで、ありがとうございますって言ってもいいよ別にみたいなこと言うんスよ。橋本さんもそうだし、鳥羽さんも高木さんもみんなそう言うんです。でも俺はみんなに助けてもらって、28年間プロレス続けてこれましたほんとにっ…。
あの…すいません、第二試合でこんな雰囲気にして。かっこいいっすよみんなかっこいいんすよ!そのなかでも最後まで俺達に弱音吐かなかった、最後まで俺達に弱いとこ見せなかった橋本友彦さん本当に、素晴らしい先輩だったと思います!だからぁ!」
鳥羽「俺試合したんすよ橋本と引退試合、その時点で余命三ヶ月って言われたらしいっす、試合できる状態じゃないです。俺にとっては後輩だけどさ、Aチームの若いやつにとっては橋本は先輩だから、あいつはトップとして、先輩として、代表として、余命三ヶ月で試合したんスよ!酸素マスク酸素ボンベで控室でゼエゼエ言いながら試合したんスよ!Aチームのボスだから。おめえもそれ見たんだろ?おめえガンプロのボスなんだからよ、きっちり締めてくれ」
大家「話の腰折らないでください
橋本さんのために言いたかったのはわかります、だからかっこいい男なんですよ!だから橋本さんのために10カウントゴングしたいと思うんでみんなつきあってください!お願いします!」
観客起立、橋本友彦追悼の10カウントが行われた。
第3試合
15分31秒 葡萄酒色の波紋疾走(ワインレッド・オーバードライブ)→片エビ固め |
LOSE |
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するとすかさず6人が入り乱れる展開から場外戦、和田を踏み台にした趙雲がトペ、リングに戻り3人がかりで冨永を攻め立てる。再び乱戦となり今成スーパーフライで趙雲を圧殺し奇声をあげてのパフォーマンスで絶好調。タッチした石井もチョップで攻め込み今成にタッチすると「たわけコラ」ストンピング。「うるせー」ラリアットとさらに絶好調。趙雲ようやくタッチすると冨永vsPSYCOに。
さっそく合体攻撃をしかける今成、しかしPSYCO、助けに入った石井と冨永3人一気に関節技を決めるテクニシャンぶりを見せ、石井、今成の合体攻撃もキックで蹴散し和田にタッチして再び和田と石井が向かい合う。
互いに意識している様子の二人、早速蟹挟みからの膝十字固めで和田が石井を追い込む、痛みに声を上げながらなんとかエスケープした石井に鋭い蹴りをぶち込んでいく和田、しかし石井も得意の野球チョップで反撃。エルボーとチョップの打ち合いから和田の低空ドロップキック、石井の延髄斬り、ジャンピングキックの相打ちでダブルダウンとここでも白熱した攻防が繰り広げられる。。
リング内は冨永と趙雲のスピーディーな攻防に移り変わり、和田、PSYCOを呼び込んでのトレイン攻撃から趙雲のフットスタンプは冨永からカウント2、しかしコーナーに登った趙雲を冨永が抑える間に石井、今成が加わって3人がかりのパワーボム、これはカットされるもJK、旋回式のシュバインと繋げた冨永がカウント3を奪い、趙雲から勝利を挙げた。
和田がリングに残る中3人で勝ち名乗りを上げる今成、石井、冨永。4方にポーズを取り、意気揚々とテンション高く去っていった。和田も静かにリングをあとにした。
休憩時間
三島社長から後楽園ホール大会のカード、まなせゆうな&YuuRIvs春日萌花&中森華子が発表される。
そして石井慧介&入江茂弘&和田拓也vs阿部史典&前口太尊&MAO組も同時に発表、意外な組み合わせに歓声が上がった。
セミファイナル
12分9秒 スワントーンボム→片エビ固め |
WIN |
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ゴング前に握手していると元JTO組がいきなり奇襲。Chikaへのトレイン攻撃は重爆ショルダータックルで返り討ちにあうも春日とYuuRIの攻防から柳川、神姫楽と3人での合体張り付け攻撃でアピール。早くも絆、仲の良さを見せつける。
さらにその後春日にもトレイン攻撃から3人同時のドロップキックを見舞うなどコンビネーションで攻め込む元JTO組。タッチしたまなせにYuuRI,柳川がショルダータックルで倒され、そこに神姫楽が投げつけられる。しかし神姫楽が意地でまなせとのタックル合戦を制して意地を見せ続く柳川もドロップキック。しかしまなせも春日を呼び込み、春日をブレーンバスターで投げた勢いでのフットスタンプ。カットに入ったYuuRI、神姫楽もまなせ組3人それぞれがスリーパーで締め上げるなど6人が入り乱れた目まぐるしい展開が続く。
元JTO組、まなせに対し柳川のスピンキックからYuuRIと二人がかりでブレーンバスター、神姫楽のフットスタンプ、YuuRIのミサイルキックとたたみかけるとたまらずまなせChikaにタッチ。YuuRIキック連打からの延髄斬り、Chikaもボディスラム、袈裟斬りチョップで反撃、柳川、神姫楽がリング内に入るもChikaのボディアタックが柳川、神姫楽をまとめて薙ぎ倒す。Chika対YuuRIは続き、YuuRIの河津掛け、Chika得意のカウンター払い腰、YuuRIジャパニーズ・レッグロール・クラッチ、柳川、神姫楽のアシストからのトラースキック、スワントーン・ボムとたたみかけてChikaからカウント3、JTOトリオがガンジョ&プロレスリングEvolution連合軍から勝利を飾った。
試合後もはしゃぐ元JTO組、3人で勝利のポーズから柳川がまなせを挑発、一瞬緊迫した空気が流れるもまなせはリングを去り、元JTO組がポーズを決め、意気揚々と去っていった。
メインイベント・ガンプロVSフリーダムズ6人タッグマッチ
22分42秒 ヴェネチアン→片エビ固め |
LOSE |
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勝村のタックルから寝技の攻防、勝村アームロックで優勢に、佐々木レッグロックに入るもアームロックで切り返される。ヘッドロックから首投げで一旦間を取る二人。渡瀬、マンモスのマッチアップに。
体格を活かし、組み合ってもマンモスが押し込む。しかし渡瀬も頭を撫でて挑発。ロープに飛んでのタックル合戦でマンモス有利になるも渡瀬、低空ドロップキックから入江を呼び込むもマンモスがダブルラリアットで蹴散らし場外戦に。
6人場外で入り乱れる中入江の尻に佐々木がビニール傘を指すとマンモスも机を尻に刺す。そして何故か今成を物販机に叩きつけて尻に傘を刺す暴挙に出た佐々木、入江、勝村も薙ぎ倒し、殿らしく傘を広げて見栄を切ると観客から歓声が上がる。
リング上は渡瀬と正岡、コーナーで痛めつけて佐々木にタッチ。佐々木、チョップ合戦からスピンキック、ゼロ戦キックで倒して見栄を切る。
さらにマンモスを呼び込みダブルタックルでアピール。フリーダムズ軍の攻勢が目立つ中ローンバトルが続く渡瀬。正岡のエルボーによろけるもなんとか返していく。正岡も低空ドロップキックからマンモスにタッチ、チョップ合戦からブレーンバスターに投げようとするマンモスを投げ返した渡瀬ようやく入江にタッチ。
頭から突っ込むも佐々木にコーナーに振られるもダイビングボディアタックで佐々木、正岡を蹴散らす入江、マンモスとの肉弾戦になり、エプロンに座ったマンモスをボディアタックで吹っ飛ばしたところに渡瀬がノータッチ・トペ・コンヒーロで続く。セコンドのまなせと「俺達ガンプロだー」と謎の名乗りを上げる入江、リング内でもコーナーに振ったマンモスに頭から突っ込みトップロープ二段目からセントーンと入江絶好調。
マンモスもラリアットで反撃して佐々木にタッチ、「殿が来たぞー」と雄叫びを上げると「殿」コールの中チョップ連打。ラリアットを食らわせるも入江も耐える。ロープに飛んだ佐々木にブラックホールスラムで反撃し佐々木ダウン。
タッチした勝村、延髄斬りから左腕攻め、脇固め、後頭部へのヒザからトップロープ越しのドロップキックとたたみかけるもカウント2、変形のレッグロックに捉えたところを渡瀬がスワンダイブ式ドロップキック、カットに入ろうとする正岡を渡瀬がネックロックに捉えカットを阻止するもマンモスがビッグブーツでカット。
佐々木vs勝村が続き、コーナーに振られた佐々木、突進をかわして延髄ニーからエルボー合戦に。叫びながら撃ち合った末バックキックで佐々木が制しトラースキック、勝村もビッグブーツ、佐々木ハイキック、勝村ジャンピングハイキックで両者ダウン。なんとか起き上がった勝村とタッチした渡瀬、待機している二人を蹴散らして佐々木のタッチを阻止、コーナーに振ってのエルボー、カーフ・ブランディング、ダイビングフットスタンプとたたみかけカウント2、グロッキーの佐々木、コーナーに詰られたところをスイングDDTで反撃しようやく正岡にタッチ。
正岡コーナーからのムーンサルトプレス、カットに入った入江にマンモスがのど輪落としで倒れている渡瀬に叩きつける。4人が場外で入り乱れる中場外戦を制したガンプロ軍、正岡のフットスタンプを渡瀬がかわすと勝村がジャンピングニー、入江がキャノンボールと正岡を追い詰め、渡瀬がトップロープからの低空ドロップキックからフットスタンプ、正岡なんとかカウント2で返すも渡瀬、垂直落下式ブレーンバスターからヴェネチアンと繋いでカウント3を奪い、フリーダムズ軍からガンプロ軍が先勝、対抗戦初戦をいい形で飾った。
佐々木「3つ取ったから油断してんじゃねえぞオラ!ダムズとガンプロの対抗戦はまだまだ始まったばっかりだろう。 たまたまホームで勝ったからって調子ぶっこいてんじゃねえのか? おい!勝村!次の対抗戦は8月17日フリーダムズ横浜、お前の地元で赤っ恥かかしてやるよ。それから!調子乗ってんのはお前(渡瀬)だよ。後楽園であの葛西純と蛍光灯やるんだってな!それこそどういう教育してるんだガンプロ!こんなクソド素人が!カリスマ相手に!蛍光灯デスマッチなんか…」
マイクを奪う大家
大家「オイ!オイ!オイ!誰だってなぁ!誰だってなぁ!初めてはあるんだぞ!ベテランとかそんなの関係ねぇ!大事なのは気持ちじゃないのか?あなた!団体立ち上げるの初めてだったよなぁ!立ち上げるときどんな気持ちでした?でも今!デカい団体になってる!なあ!それは頑張ったからでしょう?だったら!挑戦させてやってもいいじゃないですか!もしかしたらやられるかもしんねえ、でも!初めてだからって、負ける気でいく奴なんかいないでしょう!なあ!8月26日からお前たちフリーダムスと!この俺が!この俺が!この俺が闘います!聞いてるのか佐々木貴!てめえとは!当たりませんけど!(後にカード変更で対戦することが決定)我々ガンバレ☆プロレスは後楽園ホールで!お前たちに絶対に勝ちます!そして渡瀬も!葛西純に絶対に勝ちます!」
渡瀬「初めてだよ、蛍光灯、わかんねえよ、俺が強えのか、弱えのか、それはわかんねえよ。でも、もし蛍光灯じゃない、一対一のシングルマッチだったら、俺は葛西純に、絶対勝てる。そこに蛍光灯があるかどうか、デスマッチかどうか、うまく蛍光灯使おうなんて思ってねえよ。俺の10年間、葛西純に全てぶつけてやる。
だから!初めてだからって、なめんじゃねえぞ」
佐々木「今、ガンプロのお客さんの前で言った言葉、絶対飲み込むんじゃねえぞ。おい。今の言葉、みんな聞いてるからな。その代わり、どんな結果で、どんなにズタボロにされて、どんな体になろうとも、言い訳なんか出来ねえからな。それくらいの覚悟で8月26日、葛西純が待つ後楽園ホールに上がってこい。俺等みんなで、お前が飛び込んでくるの楽しみに待ってる。」
渡瀬「そうか、どんなボロボロになっても、次のガンプロの大会、いつ?9月?。ピンピンで戻ってきてやる。これからまだまだ続くんだろ?ダムズ。後楽園、葛西純だけじゃねえ。フリーダムズ、もっともっとやろうぜ」
(出口を)ちゃんと説明しとけ!と言いながら退場のフリーダムズ軍、なぜかガッツポーズする大家健。
後楽園ホールまであと◯日の映像を観客を背に撮影して大会終了。一旦選手退場。
集会
5分 |
元島仙多郎 |
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リングに上がっても今成がエルボー、元島、助走をつけてエルボー、2発、3発、ショルダータックルに切り替えて4発、5発と続けるも今成ビクともしない。
今成がボディスラムもすぐに立つ元島、再びボディスラムからストンピング、逆エビ固めで締め上げる。観客、セコンドの手拍子、檄とともに「元島」コールが自然発生。なんとかロープに逃れる。
なかなか立ち上がれない元島に選手、観客からの檄が飛ぶ中、ロープに飛んでのショルダータックルを繰り返す元島、ビクともせず受け続け「来い」と煽る今成、フラフラになりながらショルダータックルを続ける元島、エルボーを叩き込むも今成のエルボー一発で倒れてしまう。なんとか立ち上がった元島、今度はドロップキック連発、受け続ける今成、コーナーから助走をつけてのドロップキックも受け止められる。しかし雄叫びを上げながら連発する元島、時間切れのゴングが鳴る。
しかしセコンドから「行けよ!まだ行けるだろ」との声にコーナーに立つ今成にエルボーを叩き込んでいく元島、今までと違い思い切り振り抜いていく。4発、5発と叩き込むと今成の腰が落ちる。
今成の反撃一発で倒れるもなんとか立ち上がり、エルボーを叩き込む元島、ロープにトンで振り抜いていく。4発目から今成がフラつき、雄叫びを上げての7発目で倒れる今成、なんとかカバーに入るもカウント1で今成が返したところで再びゴング。今度こそ試合終了となった。
今成「皆さん!気持ちは伝わりましたかこいつの!ねえ!気持ち伝わってました?こいつ、デビューさせていいですか!」
観客大歓声
今成「元島ぁ!プロレスってキツいんだよ!なあ!こないだなぁ!全然関係ないかもしれないけどボクシングで!リングで二人死んだんだ!くも膜下出血になって!開頭手術受けて!何が起こるかわからない世界だよ!俺も正直!毎日怖いよ!俺も怖いよ!怖いんだよ!プロレスしてて!でもそれに打ち勝つ気持ち!応援してくれるお客さんがいるんだよ!だから俺ここに上がってんの!元島!俺は大家代表と12年間一緒にやってきて、お前みたいな男が入門するのを待ってたんだよ!8月26日、お前デビューしろよ!三島さん、社長、大家代表!どうですか?代表、代表の口から(言ってください)」
大家「悔しいだろぉ!悔しいだろぉ!なあ!そんな思い何回もしてきてるんだよ!
これで終わりじゃねえぞ!デビューしたら終わりじゃねえんだぞ!それでも続けていく!」
元島「続けたいです!」
大家「よーしわかった!8月26日!元島仙太郎!デビュー決定!」
大家「がんばれよ!」
元島「はい!」
今成「元島!がんばれ!」
元島「がんばります!」
大家「見てくれてるお客さん、周りの人に感謝の気持ちを忘れないように!」
元島「はい!」
大家「この流れで、ぜんぜん違うんですけど、えーと、8月26日、ガンバレ☆プロレス後楽園ホール大会やりますので。今年もう一回後楽園ホール大会、やりたいと思います!」
大家「12月27日、ガンバレ☆プロレス後楽園ホール大会!決定!」
大歓声
大家「皆さん!俺達人生賭けてます!ねえ!プロレスだけやって暮らしているわけではありません!でも!俺達は人生を賭けてプロレスをやっている、それだけは言えます!皆さん、俺達にぜひついてきてください!皆さんよろしくお願いします!」
大家去り、元島がリングに残される
元島「ありがとうございました!」
元島、拍手の中、選手たちの肩を借り、四方に礼して去っていった。