春日萌花 後楽園ホール大会前インタビュー

本日はお日柄も良く…といった感じでしょうか。
ーーというのは?
世界が美しく染まる季節なので。桜前線が関東を通過している間に迎えられることに、吉兆の予感がしています。
新入生や新社会人の皆さんが一歩踏み出すタイミングなのも、私たちと重なるところがある気がしています。
所属選手、レギュラーメンバー、いつもの仲間との闘いではあるのですが、
鉢巻を締め直して大会に挑めたらと思います。

ーー世間の流れと重なるところがあるということですね。
新◯◯と言えば、新生ガンプロを思い出しますが…
1年経ってみてどうですか?
あらゆるものをみんなで作ってきたな、と。なんだかパッチワークみたいです。それぞれのできることで大きな一つの作品を仕上げてきた感じ。クラウドファンディングのご協力あっての今のガンプロなので、ファンの皆さんにも一枚一枚、気持ちのこもった温かみのある布を作ってきてもらいました。

ーー私はモザイクアートを思い浮かべました。
大切な場面が一つの作品になるアレですよね!そう、そんな風に、みんなで作るのが大好きなんです。
ーーまさにそんなガンプロになってきた、ということで。
選手とスタッフさんとお客さんで作った温かみのあるもの。そのお披露目になるのが後楽園ホールかなと思います。

ーーその後楽園ホール大会では、スターダム5期生の3人とぶつかります。
お初にお目にかかりますですよ。
当方おいしいバームクーヘンになってきたところなんですがねぇ。
ーーえっ?
“年輪を重ねた”ということです。別に木の切り株でもいいんですけどね。
年月を経ても初めましてって気持ちが高揚しますね。そんな中で『ガンジョここにあり』をきちんと主張できたら。しっかり根を張って、土台として皆を持ち上げたいです。
そう、でも私ちょいとひねくれ者なので。(笑)切り株に一番似合うのはコグマ、だと思うのですが、彼女に好き勝手はさせないぞ、と思っています。

ーー揺るがない基盤を持つ、ガンジョの底力に期待しています。
この先、春日さんが目指すものは何でしょう?
さっきパッチワークで喩えたんですが、“糸”の曲もガンプロに合っている気がしています。
縦の糸はお客さん。横の糸は選手とスタッフ。織りなす布は…それがあの小さい布一枚一枚になってるのかも。みんなでできたものを縫い合わせて、大きなガンバレプロレスの布になる。それが傷を庇うのか、誰かを温めるのか…個人的には涙をぬぐう布になったらいいな、なんて思います。
腎移植の準備と傷の治癒で欠場中、多くの方にご支援いただいて今の自分がいます。温かいものを作れる人でいたいです。抽象的ですが。
ーーありがとうございました。
