GanJo Emerald Dragon '24
日程 | 2024年02月12日(月) |
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会場 | 東京・高島平区民館 |
★大会ハイライト★
第1試合は田中きずなとリアラのシングルマッチ。ともに2023年デビューという同期でシングル初勝利が懸けられた試合はエルボーで攻め込むリアラをきずなが一発で返し、さらに向かっていったリアラをうまくワキ固めで捕獲するなど優位に試合を進める。リアラも串刺し攻撃を止められた足をアンクルホールドで捕らえ、さらにリングに戻ってもアンクルホールドを執拗に極める。終盤にもアンクルホールドを狙うが、きずなが足を掴まれたまま立ち上がって延髄斬り。直後にカリフォルニアロールのように丸め込んで3カウント。きずなはシングル初勝利。
【試合後コメント】
きずな 今日初めてガンジョさんに参戦させていただいて。リアラさんとも初対戦だったんですけれども、自分もリアラさんもシングル初勝利がかかっていてすごく大切な試合で、自分はデビューしてからずっとシングルマッチが組まれるたびに「次こそは勝ちます」って言い続けて、約10ヵ月でやっと初勝利をすることができました。でもやっぱり勝てたからよかったじゃないんだなって思って、勝てて終わりじゃないなって思ったし、結果勝てたけど、いまものすごく悔しい気持ちでいっぱいで、もっとなにかできたんじゃないかってすごく思っているので、もっと成長しなきゃなって改めて思えた試合でした。
リアラ きずなさんとシングル、ずっと私が願ってたカードが叶ったんですけど。お互いに自力初勝利、シングル初勝利を目指す同士だったんですけど、私は本当に勝つ気持ちでいたんですけど、田中さんは腕攻めの達人で、私はそれを逆にきずなさんの足攻めをきょういっぱい経験してやったんですけど、全然力の差もありましたし、私は今、三十何連敗してるんですけど、これからもっともっとプロレス上手くなって、何年後かにまたきずなさんと対戦したいです! 今日は本当にありがとうございました!
第3試合はアレックス・リー&長谷川美子vsYappy&JCストームのタッグマッチ。2・23横浜で優宇の持つEVEインターナショナル王座に挑戦する長谷川が序盤こそ捕まる場面が多かったが、ストームへのジャンピングエルボーでピンチを抜け出すと替わったアレックスが一気呵成の攻め。ストームもYappyのアシストからアレックスにスピア。Yappyが串刺しヒップで続く。アレックスはハイキックから投げ捨てジャーマン、さらにミサイルキックと畳みかけ、試合を長谷川に託す。長谷川がダイビング・ボディーアタックやドロップキックで続く。しかし三角絞めはYappyが抱えて叩き落とすとサードロープにもたれかかる長谷川にランニング・ヒップドロップ。ファイアーマンキャリーの体勢は長谷川が丸め込みで切り返す。しかしクロスボディーはキャッチされて叩きつけられてしまうが、アレックスがトラースキックで救出に入り、長谷川がサードロープにもたれかかるYappyにクロスボディー。マフラーホールドをカットにストームが入るが、トラースキックが長谷川にかわされてYappyに誤爆。ここでアレックスがトラースキックでアシスト。ミサイルキックをYappyに放ち、続いて長谷川がダイビング・ダブルニーアタックを決めて勝利した。
【試合後コメント】
長谷川 今日はアレックスさんと一緒に勝利できました!今日のカードは海外出身の選手ばっかりで、すごく自分の中でこの試合はプラスになるんじゃないかなって思ってた時に、アレックスさんの力もありますが勝利できたってことはとても大きいことなのかなって思ってます。優宇さんとの2月23日のタイトルマッチなんですけど、イギリスのベルトじゃないですか? なので私はもう海外の選手と試合をして、海外の選手ともっと触れあいたいと思ったので、ベルトを取って海外にいけるようになりたいと強く感じました。なので2月23日この勢いで絶対に勝利します!ベルトをつかみます!よろしくお願いします!
メインイベントはYuuRIとOZアカデミー認定無差別級王者の桃野美桜のシングルマッチ。スピード感溢れる序盤からYuuRIがステップ式ミサイルキック、ネックブリーカー・ドロップで攻勢に出ると、ミドルキック連打。串刺しのジャンピングミドルはカウント2。桃野もサードロープにYuuRIをもたれかせてドロップキックを突き刺し、さらにミサイルキック2連発。カウント2で返されるとクロスフェースロックで追い込むもロープに逃げられる。激しいエルボーの打ち合い。YuuRIもローキックから低空ドロップキックで返してコーナーに登るとミサイルキック。スリングブレイド式の胴絞めスリーパーはロープに逃げられる。ならばとスワントーンボムへ。しかしかわされて自爆。桃野がすぐさまカサドーラ・フットスタンプ。丸め込み合戦から桃野がエルボー。YuuRIも張り手から向かうも桃野がカウンターのエルボー。投げ捨てジャーマンから正面飛びドロップキック。カウント2で返されるとブレーンバスターへ。これもカウント2で決まらない。桃野がジャーマンでぶん投げてようやく3カウント。
試合後、桃野がマイクを取る。桃野「皆さんこんにちはー! 第17代OZアカデミー無差別級認定チャンピオンガンバレ☆女子プロレス代表の桃野美桜でーす! だって、ガンジョっていうのはがんばる女子全員ガンジョなんでしょ? ということは桃野美桜も代表って名乗ってもいいでしょう! YuuRI選手、今日、美桜と闘うためになんか走ったりしてるの見てたけど、スピードとスタミナ、YuuRI選手が今世で桃野美桜に勝てることはないでしょう。でも今日ここで、あなたと試合ができてよかったです。だがガンバレ☆プロレスがなんか外れるとか、そういう大人の事情はわかんないけど、私はガンバレ☆プロレスにも出て、ガンジョにも出てすごく感じたことは、あなたたちみたいな泥臭いプロレスをする選手は大好物です! 今日はありがとうございました!」YuuRI「私、負けてしまったけど、めちゃくちゃ楽しかったです! 私が初めて女子プロレスを見たのが桃野美桜選手と彩羽匠選手のシングルマッチ。私はそこからすっごいすっごい憧れの存在で、この前の大田区で初めて闘って、さらに憧れ焦がれて、でも憧れてる限りは憧れを超えることはできないと思ってる。でも私は桃野美桜選手を憧れることはやめたくない。私は憧れても、絶対に超えられる自信はあります! 私はまだキャリア3年。桃野美桜選手は?」桃野「明日で8年になります」YuuRI「リング上はキャリアも性別も体格も何も関係ないと思ってるので、いつか必ず桃野美桜を超えるので、みなさんも私のことを見離さず応援よろしくお願いします! 桃野美桜絶対超えてみせる!」YuuRIが出場選手をリングに呼び込み「ガンプロが4月から独立します。だからCyberFight(体制)のガンジョは残り1回になります。次のガンジョも未来は明るいって思ってもらえるように最後まで駆け抜けますので応援よろしくお願いします!」最後はYuuRIの音頭で「ガンジョの未来は明るい!」で締め。
【試合後コメント】
桃野 ガンバレ☆プロレスにこの前初参戦させていただいて、そして今日、ガンバレ☆女子プロレスに初参戦させていただきまして、前回も言ったしさっきもリング上で言ったんですけど、ガンジョの選手たちはすごく泥臭いっていうイメージがあって、でも美桜はそういうプロレスラーが大好きなので。ガンジョは続くんですよね? (CyberFightから)離れても。だから残ってる選手だったり、YuuRI選手もそうだけど私は何回でも試合をしたいし、ガンジョに上がりたいなって思いました。でも、スピード、スタミナを追い越すみたいなことを書いてましたけど、さっきも言った通り今世で桃野美桜を超えることはないでしょう。だって今日疲れてないもん! こういうことです。私は前を走り続けます。今日はありがとうございました。
YuuRI 桃野美桜つえー! でもさすが、私が初めて女子プロレスを見たのが桃野さんと彩羽さんのシングルマッチで、そこから自分の憧れであり、自分の目標としている選手なんですよ。自分、美桜さんの試合を今までセコンドに2回つかせていただいて、本当に2回とも大号泣して、それくらい感情移入しちゃう選手で、やっぱりそれってマーベラスさんとガンジョって自分のなかでは泥臭さとか通ずるものがあって、泥臭いけど強くてスタミナもあって、パワーもあって、やっぱ自分の中では本当こうなりたい選手なので。ガンジョは独立してしまうんですけど、ずっとずっと続くので、これからも美桜選手と闘っていきたいし、それはガンジョだけじゃなく、いつかマーベラスさんのリングでも闘いたいって思ってるので、ぜひお待ちしております。私はもっともっと強くなってみせます。これからもよろしくお願いします! 桃野美桜を絶対超えるんで!
なお、前説でまなせゆうなが本日付けでGM(ガンバレマネージャー)辞任と、選手として3・9ガンジョ高島平区民館の参戦を発表した。
前説
第一試合 30分一本勝負
WIN |
6分30秒 カリフォルニアロール |
LOSE |
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第二試合 30分一本勝負
WIN |
10分30秒 片エビ固め |
LOSE |
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第三試合 30分一本勝負
WIN |
13分6秒 片エビ固め |
LOSE |
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メインイベント 30分一本勝負
WIN |
16分2秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド |
LOSE |
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