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渡瀬瑞基インタビュー 2024.10


ニュース「渡瀬瑞基インタビュー 2024.10」
入江とのタッグでSOGのベルトを巻いた渡瀬瑞基。まなせ&YuuRIを下し、順風な防衛ロードを歩むかと思えた矢先にノンタイトルでダブプロレスの谷嵜なおき&木下亨平に敗れる波乱。11月3日のガンプロ大阪大会で同カードがタイトルマッチとして組まれた。


——まずは今年の6月に入江選手とSOGタッグ王座を獲得したときの思いを聞かせてください。
渡瀬「入江さんとのタッグに手ごたえを感じられました。もともとどこにも負けないという気持ちは持ってましたが、それをベルトという形にできたのが大きいです。」



——ヨーロッパのトーナメントで準優勝するなど、もともと評価の高いチームでした
渡瀬「そうですね。でも結局は準優勝。あの過酷なトーナメントでアストロノーツに勝って決勝に行った、でも勝てなかった。関係者の評価は高かったかもしれないけど、優勝しないとファンからは認めてもらえないと僕は思うんです。なので今回ベルトを獲ったというのは、ようやく1つの結果を出せたという思いです。


——もともと入江選手とはDDT時代から組んでましたよね
渡瀬「はい。2018年くらいからですかね。Renegadesというユニットを組ませてもらっていて。お互いいろんな時期を越えて今も組んでいます。いろんな人といろんな団体で自分もタッグを組んでいますが、「タッグパートナーは誰?」と聞かれれば「入江さん」と答えます。」


——ガンプロの話題ではなくなってしまいますが、そんな入江選手と天龍プロジェクトの龍魂杯の一回戦で戦いますね
渡瀬「はい。シングルのトーナメントなのでお互い勝ち続ければどこかで当たるので、状態の良い一回戦で当たれるのは願ったり叶ったりです。」


——どんな戦いになりますか
渡瀬「正面からいきたいですね。負けてもいいとは言いませんが、丸め込みなどで勝っても意味がない。出させないまま終わりたくないです。入江茂弘をしっかり感じた上で勝ちたいんです。」


——パートナーといえど全てをぶつけると
渡瀬「その上で「トーナメントで一番凄い試合だった」とみんなに言わせれば僕らの勝ちですよね。」


——さて、話題をSOGタッグに戻します。先日のまなせ・YuuRIとの防衛戦はいかがでしたか
渡瀬「まわりからの評価は高いですよね。あの二人にとっては良い思い出、良い経験になったかもしれない。でも我々にとってはいつも通り。向かってくるものを受け止め、叩き潰しただけです。」



——ガンジョの挑戦という部分は
渡瀬「そこはもう我々は男も女も関係なく迎え撃ちました。いつも言っていますが世界中誰でもこのベルトが欲しいと言われれば受けて立つだけ。これは個人的な感想ですが、まなせさんは男とやっても当たり負けない、どんどんチャレンジしていってほしい。YuuRIに関してはミクスドをやるならもっと練習が必要ですね。スタミナだとかスピードとか、男子を上回る部分を強化して、そこを工夫して試合で使えるようになれば、いずれ勝負になるかもしれない。」


——さて、話を今回の大阪大会のSOGタッグ戦に移します。10.18の神戸フラファイで谷嵜・木下組に不覚を取っています
渡瀬「今考えてみれば完全にあの2人、いや、谷嵜さんの掌の上でしたね…。」



——と言いますと?
渡瀬「こっちからしたら軽い気持ちでいってしまった…。入江さんも含めて、谷やんさんも木下くんもフラファイの常連。自分としてはそこにパートナーとして呼ばれてゲスト出演くらいの気持ちだったけど…、向こうからしたらこのタッグベルトに挑戦するまで絵に描いてましたね。最初から11月にガンプロが大阪でやるのを知っていて、そこでタッグに挑むためのストーリーに乗せられてしまった。」


——なるほど。本当にそこまで見込んでいたとしたら谷嵜選手は相当な策士ですね
渡瀬「そうですね。谷やんさんが試合運びも上手いのはわかっていたのですが、勢いのある木下君のサポートに回って彼の勢いを倍増させるような戦い方でした。最後は谷やんさんエプロンでの虚を突いた延髄切りを喰らって、そこを木下君にスクールボーイ丸め込まれてしまいました。」


——そこで11月3日のタイトルマッチとなりますが
渡瀬「そうですね、いつも通りのタイトルマッチには変わらないのですが、大阪でやることにも意味があると思っています。あの二人と大阪でやること、大阪で勝つことに価値を感じます。強いのは間違いないし、東京でもみんなその強さはわかっているとは思うんですけど、大阪での知名度とか大阪でのあの二人を取り巻く空気感とか、本当に凄いんです。その中で戦うのが楽しみというか。ガンプロのリングではあるけど、大阪なので向こうのホームでもあります。そこで勝つことに意味があるし、対大阪という見方もできる。ここでガッツリ勝って、もっと他の大阪勢も欲しがるベルトにしていきたいですね。」


——東京だけでなく大阪でも価値のあるベルトにしていきたいと
渡瀬「大阪だけじゃないです。いつも言っているけど、世界中の誰もが欲しがる、誰でも挑戦できるベルトにしていきたい。気持ちと実力があればですけど。」


——今回の防衛戦の先まで見てるんですね
渡瀬「自分たちにしかできない防衛ロードを見せたい。ベルトって持つ人によって色が変わるんですよ。だからそれを僕らはいろんなところで見せてくる。国内、国外に拘りはないです。もちろんガンプロの中でも強さを見せていきます。」


——渡瀬選手らしいですね
渡瀬「シングル王者の石井さんはその強さを見せつける王者だと思うんです。ガンプロを守る砦のような存在。それに対してタッグ王者である自分は攻める存在です。どこにでも道場破りに行きます。なにもなければ開かない扉が、ベルトがあれば開くんです。怖いものなしですよ。このベルトで僕はいろんな道を拓いていきます。」


——頼もしい発言ですね
渡瀬「自分ができることはガンプロを世に広めること。ガンプロの強さを見せていきたい。どんどん話題を振りまく準備はできている。もっともっと無茶をしていきたいです!」