今夜月の見える丘に2024
| 日程 | 2024年03月28日(木) |
|---|---|
| 会場 | 東京・上野恩賜公園野外ステージ |
★大会ハイライト★
第1試合は所属ラストマッチとなる長谷川美子とリアラがタッグを組んでまなせゆうな＆バニー及川組と対戦。まなせのエルボードロップを1カウントで返し、バニーにもエルボーを放つなど意地を見せるリアラがドロップキック。長谷川もまなせとバニーの連係を同士討ちにし、まとめてのクロスボディーはキャッチされるもリアラのアシストで倒すことに成功。2人まとめてのクロスボディーで攻める長谷川。バニーも腕十字で流れを変えてミサイルキックを発射。替わったまなせがパワフルに攻めるも、長谷川もコルバタ式卍固めでやり返すとラリアットもかわしてランニングエルボー。リアラが出てきて長谷川とダブルのドロップキック。まなせのリアラへのゴリラクラッチは長谷川がスリーパーでカットに入る。しかしまなせが2人に串刺しラリアットからバニーが串刺しドロップキックでアシスト。まなせの鈴木ダイナミック狙いをリアラが丸め込みで回避し、飛びつきフェースクラッシャーで奮闘するもショートレンジ・ラリアットで倒され、鈴木ダイナミックに轟沈。試合後は4人で健闘を称え合った。
【試合後のコメント】
リアラ 負けてしまって申し訳ないです！
長谷川 いえいえ、助けられなくてすいませんでした。
リアラ 私たちは最後のガンプロで長谷川さんと、私は本当にまなせさんからスリーを取りたかったし、ギブアップでもなんでもいいから勝ちたかったのに！ 悔しかった！
長谷川 悔しい、本当に！
リアラ よっぴとなら１＋１が100にも200にもなると思ってて、今日はそれを叶えられるように2人で声をかけあって頑張っていたんですけど力不足で。
長谷川 やっぱり壁は大きかった。
リアラ エベレストみたいに高い壁ですよ、まなせさんは！
長谷川 まなせさんもバニーさんもYuuRIさんもHARUKAZEさんもみんなガンジョで。私たちはフリーになりますけどこれからみんなを越えられるように頑張って、いつかまた戻ってきたときに私たちの曲が（勝って）流れるように。
リアラ 流れるように頑張りましょう。でも一つ言わせてください。長谷川美子、オマエを越すぞ、俺は。これからもライバルだ！
長谷川 私は絶対に越されない！
第2試合は趙雲子龍が諸事情で、YuuRIが一身上の都合でそれぞれ欠場となり、代替として香港国際警察マンと香港国際婦人警察マンが代替参戦し、ハートリー・ジャクソン＆HARUKAZEのリーサル・ウェポンと対戦。警察とは名ばかりに捜査の元、卑怯な手で勝利への執念を燃やす警察が終盤に大暴走。ジャクソン怒りのラリアットから手錠をはめてのデスバレーボムで3カウント。
第3試合は中村宗達が憧れのヤンキー二丁拳銃（宮本裕向＆木髙イサミ）とトリオを結成（ヤンキー三丁拳銃）。対戦するのは所属ラストマッチとなる翔太と高尾蒼馬、冨永真一郎。三丁拳銃はバケツに水を入れて登場した段階で嫌な予感しかしない。で、場外戦では水が飛び交う阿鼻叫喚の地獄絵図。三丁拳銃の台車攻撃はかわされて宗達がイサミに誤爆し、ようやくリングに戻る。その後もストロングゼロを強引に飲まされるなどひどい目に遭った宗達が翔太へのドロップキックで逆転したところで2度目の場外戦。二丁拳銃のバケツに入った水を客席にぶちまけ大混乱。リングに戻っても捕まる宗達を宮本が助けようとコーナーに登るも、高尾がモップの柄をケツに刺してカット。しかし、最後は宗達が奮闘し、翔太をジャーマンで下して勝利した。
試合後、宗達がマイク。「勝ったぞー！ 宮本さん、イサミさん、ありがとうございました。僕は7年前ぐらいからこの会場にいっぱい足を運んで、新しく変わっちゃったけどここのベンチに座って見てました！ ここで勝てて最高です！ 翔太さん、今日で最後ですけど、翔太さん、そしてROMANCE DAWNからもスリー取りました！ 今日でガンプロはCyberFightから独立して、ちょっと不安に思っているお客さんもいるかもしれないけど、今日の試合を見たらガンプロに中村宗達がいたら、もっとガンプロは大きくなると思います！ みなさん、これからも来てください！ なぜなら俺たちは強い！」
【試合後のコメント】
宗達 勝ちました！
イサミ 見事なジャーマンでしたよ。
宗達 もう夢のタッグで。しかも上野で勝てて。
宮本 上野で思い出があった？
宗達 はい！ 僕からしたらこの廊下ですら感動しました。
イサミ あれが上野だから。
宗達 あれですね、僕が見てた。
イサミ これが上野だし、あれが上野だから。
宮本 あれが上野です。
宗達 しかもあの時買った（ヤンキー二丁拳銃の）タオルで。
宮本 おー！
イサミ 懐かしい！（笑）
宗達 まさか自分が水をかけられて拭くことがくるなんて。
宮本 ちゃんと持っておかないとダメだよ！
イサミ ちゃんと持っておけって言ったじゃん。
宗達 違いますよ。コントロールの問題ですよ、2人の。
イサミ コントロールは最高だったよ。
宮本 最高だった。
イサミ 最後ど真ん中にいったもの。
宗達 そうですね。次また来るときがあっても今度は水かけないでくださいね。
イサミ お互い様だよ。
宮本 上野じゃなければね。
イサミ 上野だったらまた水は出すから。
宗達 独立してもガンプロは、そして中村宗達は、どんどん強くなって、大きくなっていくんで、これからもついてきてください！ なぜなら…。
3人 俺たちは強い！
宮本 ガンプロは永遠に不滅だー！
翔太 今日がガンバレ☆プロレス現体制最後の試合ということで、僕も今日の試合を終えて、次の試合はアメリカでフリーランスとしてやるわけですけど、やっぱ高尾、ROMANCE DAWNでやる試合は楽しかったし、結果的に今日はこの会場だったから盛大にヤンキー二丁拳銃と暴れまわったけど、いつかROMANCE DAWNvsヤンキー二丁拳銃という試合もどこかでいつかやろうよ。
高尾 お客さんもきっと見たいだろうしね。
翔太 僕らに関しては今後どこで組めるかわかんないけど、浪漫のあることを見せ続けていきたいと思うんで、どこかのリングで会いましょう。
高尾 高尾蒼馬もこのあとどうなるかわからないけど、呼ばれれば出るし、ずっと出るかもしれないし、それは俺にもわからない。翔太とずっと出るのはまあ、いつかわからない。
翔太 一区切りということで。今日すごく気持ちよく試合ができました。そして中村に負けたのはコンチクショーと思っているけど、さっきマイクで言ってたようにアイツがガンバレ☆プロレスを引っ張っていけそうな気がして、僕はすごくプロレスラー冥利に尽きる試合になりました。（高尾に）ありがとう。
冨永 まああのROMANCE DAWNは僕の青春そのものだったので。まああの…。
翔太（遮って）ありがとうございました！
メインイベントは大家健＆勝村周一朗＆和田拓也＆渡瀬瑞基vs石井慧介＆今成夢人＆前口太尊＆岩崎孝樹のサバイバル8人タッグマッチ。各チーム4人のメンバーから2人を選抜しタッグマッチをおこない、敗者は失格となり、負けたチームは1人を補充してタッグマッチを続行。これを繰り返して、相手チーム3人を敗退させてタッグマッチの継続を不可能にしたチームが勝利となる形式で通常のプロレスルールに加えオーバー・ザ・トップロープ・ルールを採用。補充するメンバーがいなくなった場合はオーバー・ザ・トップロープ・ルールが無効に。また相手を失格にしたチームは勝者がそのまま次の試合に出場し、相手と何かしらのコンタクトを取らないとタッチができないルール。大家＆渡瀬組と前口＆岩崎組の対戦でスタートし、まずは前口がエプロンに出され、渡瀬が大家を使ってオーバー・ザ・トップロープで落とされて失格。続いて岩崎のパートナーは今成になって2本目へ。今度は岩崎がエプロンに出され、大家のスピアは踏ん張ったものの渡瀬のドロップキックのアシストでオーバー・ザ・トップロープとなり失格に。石井組は石井と今成だけになってあとがない状況に。ここからはオーバー・ザ・トップロープは無効に。3本目は今成が渡瀬をラリアットで取る。大家のパートナーが和田になって4本目へ。関節技で攻勢の和田だったが、今成に気を取られ、そこを石井に畳みかけられて両腕極めドライバーでエプロンから転落し、オーバー・ザ・トップロープで失格に。大家のパートナーは勝村となって最終決戦。最後は旗揚げから団体を引っ張ってきた大家と今成の対戦となり、今成のラリアットは勝村がカット。石井が勝村に、今成が大家にタイガードライバーの競演もカウント2。大家が今成をキャッチしてのカミカゼはカウント2。大家のスピアは石井がカット。勝村のグーパンチから大家がスピアで石井を排除。大家が頭突きから垂直落下式ブレーンバスターもカウント2。勝村のgo2sleep式ハイキックから大家が炎のスピアで3カウントを奪い、石井組がタッグマッチ継続不可能となったため、大家組が勝利となった。
試合後、大家がマイクを取る。「ありがとうございます。こんな…（救急車のサイレンが鳴り響く）……俺じゃなかったね。教室の一室みたいな市ヶ谷南海診療所から始まって、いろんな大会をやりましたけど、なんかメッチャ寒い中、この体制で最後この会場ってなんかガンプロらしくねえか？ ほかのものと比べるわけでもないんですけど、ワタクシたち何回も挫折してきたと思うんですね。そのたびに見返してやろうと思って集まってきたのがガンバレ☆プロレスです。不安でも逞しく、みんな根っこがメッチャ深いから何度引っ張っても立ち上がれるみたいなところがあると思うんですね。岩崎とかもフリーになったけど逞しいよ。ここでちょっとだけでもガンバレ☆プロレスの心があれば、それは仲間です。ということは全人類が仲間かもしれないけど、私はそれはそれでいいと思ってます。みんながガンバレ☆プロレスの魂を持てば、プロレスは絶対にメジャースポーツになる！ そしてこれで終わらないんだよ！ ガンバレ☆プロレスで続行する人間もフリーになる人間も、そして見てくれる君たちも、そしてスタッフもみんな未来があるよなあ！ 未来に向かって頑張っていきましょう！」最後は大家の「ウィアー・ガンバレ☆プロレス」でバッコミ締め。
【試合後のコメント】
大家 11年前に勢いだけで旗揚げして、確かにプロレスをメジャースポーツにするとは言ったけど、今成なんか何キロ体重増えてんだよ。こんなに成長してんだよ。もうバカにはさせないよ。俺たち、たった2人で立ち上げた時、浪口修にバカにされてたんだよ。もうバカにはさせないよ！ 俺たちもう立派なプロレス団体だよ！ 卒業して頑張っているヤツもいる、そのままガンバレ☆プロレスに残って、こうやってメチャメチャ成長して大谷晋二郎に勝った人間だっているんだよ！ 途中から俺たちの気持ちに賛同してくれて入ってくれた人間が何人もいる。男子だけの団体じゃなくなった。女子プロレスラーも入ってくれた。老若男女関係ないんだよ！ ガンバレ☆プロレスで試合をするっていうのは、そういうの関係ないんだよ！ 俺たちはただただ一生懸命プロレスをやりたい、プロレスをメジャースポーツにしたいという気持ちがガンバレ☆プロレスをこれだけの団体に成長させたんだよ！ だから俺と今成、そしてガンバレ☆プロレスの選手たちは独立して、親の元を離れて、これからは自立して、プロレスを必ず必ずメジャースポーツにします！
今成 これでCyberFightでのガンバレ☆プロレス事業部というのは本当にこれでなくなってしまうわけだけど、本当に素晴らしい部署だったと思いますよ。大きい会社の中にある小さい事業部だったかもしれないけど、俺のくだらないアイデアとかたくさん採用してもらいました。この事業部にプロレスだけじゃなくて映像とか（興行荷物の）積み下ろしとかいろんなことをさせていただきました。大きな興行会社の小さな部門だったかもしれないけど、僕は本当にこの部署にいて楽しかったし、この部署がCyberFightという会社の何か成長になっていたと思いたいし、きっと僕がアイデアとか出してやってきたことというのは、絶対にプロレス界のためになると思うし、これから俺も自分の肉体だけじゃない、アイデア全部投下して絶対プロレス界のために盛り上げていきたいと思っているし、俺もこの11年で燻ることは終わったので。もう俺も大家健も燻ってないんだよ。もう燻ってないんですよ。自分の言葉と明確な意思があるんです。だから見ててください。大家と今成、頑張っているなと思われるように絶対頑張ります。絶対相互関係、CyberFightともいい関係でいられます。絶対僕たちが頑張ることでまたみなさんの刺激になれるように頑張っていきます。
前説
第一試合 30分一本勝負
WIN |
9分10秒 体固め |
長谷川美子 |
|---|
◎30分一本勝負
YuuRI |
カード変更 |
HARUKAZE |
|---|
第二試合 30分一本勝負
LOSE |
16分28秒 体固め |
WIN |
|---|
第三試合 30分一本勝負
WIN |
13分6秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド |
LOSE |
|---|
中村コメント
メインイベント 時間無制限勝負
ガンプロ名物 サバイバル8人 タッグマッチ |
|---|
①大家＆○渡瀬 vs 前口●＆岩崎 17分22秒 オーバー・ザ・トップロープ
②○大家＆渡瀬 vs 今成＆岩崎● 7分24秒 オーバー・ザ・トップロープ
③大家＆●渡瀬 vs 石井＆今成○ 5分50秒 片エビ固め ※ラリアット
④大家＆●和田 vs 石井○＆今成 6分30秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑤勝村＆○大家 vs 石井＆今成● 10分43秒 片エビ固め ※炎のスピア。
石井組がタッグマッチ継続不可能となったため、大家組が勝利。合計タイムは47分49秒。
